今日の難解漢字は、
「年俸」
「蒸籠」
「刀自」
「山姥」
「御老成」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「年俸」です!
「年俸」の読み方をご存知でしょうか?
「ねんぼう」と読んでしまった方が多いかも知れませんが、それは間違い。
この漢字は、間違えて覚えている人が非常に多い漢字の1つです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「年俸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 意味は、1年間の報酬の事です
- 年棒じゃなくて年俸です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「年俸」の読み方!正解は…!?
正解は「ねんぽう」です!
「ねんぼう」と間違えている方が非常に多いのですが、ニュースキャスターの読み方を注意深く聞いているとわかりますよ。
そもそもなぜ「ねんぼう」と間違えやすいかというと、2つの理由があります。
ひとつ目は「ぼ」と「ぽ」の発音が似ていること。
そしてふたつ目は「ねんぼう」でワープロ変換すると「年棒」が出て来るため、漢字も「年俸」とそっくりで、間違いに気づかないからです。
非常に間違えやすいので、気を付けていきたいですね!
2つ目の漢字は「蒸籠」です!
「蒸籠」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだか見かけたことがあるような無いような…
人によっては、おなじみのものかもしれません!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「蒸籠」読み方のヒント!
「蒸籠」は、とある調理器具の名前です!
「じょうろう」「むしかご」とは読みませんよ〜
サイズは大きいものから小さいものまで、かなりのバリエーションがあります。
とは言っても、ご自宅にコレがある方は少数派かも…
大ヒント!よく見かけるのは中華街です!
さて、読めたでしょうか?
「蒸籠」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「せいろう」
です!
「蒸籠」は、
「木枠の底に張った簀(す)の上に食品をのせ、湯気を下から通す蒸し器」です。
一般的には「せいろ」と呼ばれています!
正しい読み方は「せいろう」なんですよ。
中華街などでは、大きな蒸籠が店頭に置かれ、
ほっかほかの中華まんが売られているので、見たことがある方が多いはず。
また、中華料理店で小籠包や焼売を頼むと、
小さな蒸籠に入って提供されることもありますよね。
その名の通り「蒸す」ための「籠(かご)」なので、
一度覚えてしまえば、読むのも苦労はしません!
これを機にしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!
3つ目の漢字は「刀自」です!
「刀自」って何て読むか分かりますか?
(とうじ)ではありません。
読み方は、ひらがな2文字です
”○○”
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「刀自」の読み方のヒントは?
「刀自」の意味は以下の4つです。
- 先輩の女性を敬って呼ぶ称。名前の下に付けて敬称としても使う。
- 主婦の別称。
- 宮中で雑務をしていた女官。
- 貴族の家に仕え、家事を担う女性。
主に、家事をする女性の呼び方で、「包丁を司る人」という意味が込められています。
何と読むか分かりましたか?
「刀自」の読み方、正解は……
正解は……
「とじ」
です!
「家刀自」(いえとじ)とも言います。
婦人・奥方・家政婦などが類語です。
また、酒刀自(さけとじ)という言葉もあります。
酒刀自が転じて「杜氏」になったとも言われています。
杜氏とは日本酒の蔵で酒造りを取り仕切る責任者のことです。
近年、日本酒も人気のお酒になりました。
特に吟醸、大吟醸と呼ばれる吟醸造りを用いて造られた日本酒はフルーティーな香りを持ち、従来の日本酒とは違った美味しさを楽しむことができます。
ぜひ一度、飲んでみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「山姥」です!
「山姥」と書いて、なんと読むか分かりますか?
山に住む優しいおばあさん・・・のことではありません。
妖怪の一種です!
さて、「山姥」と書いてなんと読むでしょうか?
「山姥」読み方のヒントは?
アニメなどに出てくる「山姥」は一見怖そうに見えますが、実は優しいという設定です。
しかし本当の山姥は、山奥に住み、道に迷った旅人を泊まらせて、旅人が眠った所で食い殺すといわれています。
「食わず女房」や「牛方山姥」などの昔話でも、山姥の恐ろしさを発揮していますよね。
山でなくても怒りに狂った女性の事を「山姥」なんて揶揄してさらに怒られたり。
しかしそれでも地域によっては、山姥が家に取り憑くと家が栄えるといわれている地方もあり、昔話のように一概に恐ろしいだけのものではないようです。
「山姥」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「山姥」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「やまんば」
です!
また、(やまうば)と読んでも正解です。
山奥で道に迷っていて、そこに突然普段着のおばあさんが出てきたらそれだけで心臓が止まりそうです!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「御老成」です!
「御老成」・・・
「おんろうせい」?「ごろうせい」?
残念ながらどちらも違います!
漢字を見ると、何だか立派なご老人のことを表していそうですが・・・
それも違うんです!
何と読むのか?どんな人を表す言葉なのか?
さっそく見ていきましょう!
「御老成」の読み方のヒントは・・・?
それでは読み方のヒントです。
「御老成」は、実は「年の割に大人びた子供」を呼ぶときに使う言葉なんです!
読み方は、ひらがなで「お〇〇」の3文字ですよ。
これでもう、分かりましたよね?
「御老成」の読み方の答えは・・・
正解は、「おませ」でした!
小さな女の子がお母さんの真似をした時、小学生なのに大人顔負けの発言をした時など、「御老成(おませ)」だと表現しますよね。
もともと「老成」という言葉も存在しています。
「年を取って経験を積み、熟達していること」という意味で、まさに立派なご老人を指す言葉なんですね。
そして、「老生」には「年の割に大人びていること」と言う意味も含まれているのです。
「御老成(おませ)」は、ちょっと砕けた日常使いの言葉だと言えます。
「おませ」に漢字があるなんて、初めて知った方も多いのではないでしょうか?
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!