今回の難読漢字は「貸与」「蕗の薹」「顰める」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「貸与」
「貸与」という言葉の意味はなんとなく分かるものの、
漢字を読むとなれば話が変わってきます。
貸して与えるものなのという意味ですが、
さて貸与と書いてなんと読むか分かりますか?
「貸与」読み方のヒントは?
「会社から制服を貸与する。」
など、返すことを前提として貸し与えてもらうという意味です。
あまり口に出す事はありませんが、規約などによく使われいる言葉です。
したがって、読み方を知らないまま過ごしている人も多いと思います。
そして「かす」とも「あたえる」とも読みません。
「貸与」読み方のもうひとつのヒントは?
「かしよ」でもありません。
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
もっと言えば「た〇〇」です。
さあもうわかりましたか?
「貸与」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たいよ」
です!
「奨学金を貸与する。」「会社からパソコンを貸与する。」
など、返すことを前提で借りる時に使われます。
よく似た漢字に「貸出」(かしだし)がありますが、こちらは返却期間が決まっている場合に使います。
図書館や、DVDをレンタルする時に貸出と書いてありますよね。
また、貸す方は「貸与」となり、借りる方は「借用」となります。
覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「蕗の薹」
「蕗の薹」の読み方をご存知でしょうか?
もちろん「みちのむろ」や「ろのしつ」ではありません。
と言われても「蕗」も「薹」も、ほとんど使われることのない漢字なので、知らない方にはさっぱり分からないかも知れません…
さて、あなたには読むことができますか?
「蕗の薹」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 植物の名前です
- 1月が旬で天ぷらにすると美味
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「蕗の薹」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「フキノトウ」です!
よく耳にする、ポピュラーな植物ですが、漢字にするとかなり難しいですね。
フキノトウはフキの若い花茎(かけい)です。
花茎とは、葉を付けずに花だけを茎(クキ)に直接つける茎のことで、ユリ科やケシ科などに見られます。
ヒントで紹介したように、旬は1月です。
春の訪れを告げるフキノトウは独特の苦みや香りが特徴で、天ぷらをはじめ、お浸しや佃煮にしても美味しいですね。
最後はこの漢字!「顰める」
「顰める」
漢字は見たことがない人が多いですが、
実は一般的な言葉なんです。
あなたは読めるでしょうか?
「顰める」読み方のヒント!
「顰める」
ヒントは、とある表情のことを示す言葉!
この漢字で表す顔を想像してみましょう…
さて、あなたは読めますか?
「顰める」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しかめる/ひそめる」
です!
「顰める」は
「痛みや不快さから、眉のあたりにしわを寄せる」
という意味の言葉です。
みなさんも、一度はしたことのある顔だと思います。
ところで、なぜか二つ読み方がありますよね。
実はこの「顰める」、同じ漢字・同じ送り仮名なのに、
前につく言葉で読み方が変化するのです!
「しかめる」と読む場合は「顔を顰める」。
顔にしわを寄せて不快な表情をすることを表します。
「ひそめる」と読む場合は「眉を顰める」。
眉間にしわを寄せることを表します。
どちらも不快感が表れた表情のことですが、
「顔をひそめる」「眉をしかめる」とは言わないのでご注意を!
複雑な漢字で、二つも読み方があるので、
迷ってしまった方もいるのでは?
すんなり読めた方は漢字好きですね!
読めなかった方も、意味や使い方までしっかり覚えて
漢字マスターを目指しましょう!