今回は「胞衣」「倩」「二十路」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「胞衣」
「胞衣」の読み方をご存じでしょうか?
「ほうい」または「ほうえ」と読むこともできますが、もう1つ読み方があります。
一般にはもう1つの読み方がよく使われますよ。
さて、何と読むのか…あなたにはわかりますか?
「胞衣」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 胎児を包んでいる膜や胎盤などのこと
- お宮参りの時に産着の上から着せる服を胞衣着といいます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「胞衣」の読み方!正解は!?
正解は「えな」です!
「胞衣(えな)」とは、胎児を包んでいる膜や臍帯(へその緒)を含む胎盤のことをいいます。
胎盤は、お母さんのお腹の中で280日間を過ごす赤ちゃんに酸素や栄養を送る、大切な器官です。
古くは胎盤には不思議な力があると信じられ、奈良時代には胎盤と一緒に願いを書いた紙を瓶に入れて戸口の下に埋める風習があったとのこと。
また、へその緒は大切に保管され、病気を患った時に煎じて飲むと回復すると考えられていました。
また、現代においても胎盤のエキスは医薬品に使われているそうですよ。
2問目はこの漢字!「倩」
「倩」の読み方をご存じでしょうか?
めったに見ない漢字ですが「むこ」と読むことができます。
「むこ」と読むのもかなりの難読ですが、もう一つ読み方がありますよ。
漢字検定1級レベルの超難問です。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「倩」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- じっくり見たり考えたりすることをいいます
- 彼はここへ来た理由を倩と述べた
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「倩」の読み方!正解は!?
正解は「つらつら」です!
「倩(つらつら)」はほとんどの場合ひらがなで表記されるため、知っていた方はごく少ないのではないでしょうか。
「つらつら」を漢字で書く場合も、大抵は「熟々」と表記されるようです。
「倩」の字には「つらつら」以外に、訓読みでは「倩(むこ)」「倩(うつく)しい」「倩(やと)う」といった読み方があります。
ほとんどお目にかからない漢字ですが「倩」の読み方をこの機会に覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「二十路」
「二十路」の読み方をご存じでしょうか?
「三十路」と書いて「みそじ」と読みますが「二十路」は「にそじ」ではありません。
では一体なんと読めば…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「二十路」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「二十歳」のこと
- 「二十路のお祝いに何が欲しいか考えておいてね」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「二十路」の読み方!正解は!?
正解は「ふたそじ」です!
ヒントで示したように「二十路(ふたそじ)」は「二十歳(はたち)」と同じ意味を持ちます。
今でも「はたち」はよく使われますが「ふたそじ」という言い方は初めて知った方が多いかもしれません。
同じ使い方でよく耳にするのは30歳の「三十路(みそじ)」ですね。
ちなみに40歳以降は「四十路(よそじ)」「五十路(いそじ)」「六十路(むそじ)」「七十路(ななそじ)」「八十路(やそじ)」「九十路(ここのそじ)」と、続きます。