今回は「目高」「山雀」「雁金」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「目高」
「目高」という漢字は、どちらも簡単で小学校低学年で習うものです。
意味から考えると、「目が高い」というシンプルなものですので、キリンや馬などのように首や背丈が高い動物のような感じもしますね。
はたまた、この「高い」は高額とか高級とかの意味合いであるとするならば、目がキラキラした綺麗な魚のようなものでしょうか?
意味から探るといろいろ予想できますが、今回はもっと単純です!
今回はサービス問題。ヒント無しに正解してみましょう!
「目高」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント➁ ずばり魚類です。
ヒント③ そのまま読めば正解です。
「目高」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「メダカ」です!
「メダカ」といえば、家でも簡単に飼育することができるので子どもの頃に飼っていた方も多いことでしょう。
この「メダカ」は、特定の魚を指すというよりも、分類上は「淡水魚の総称」として使われていることから、その種類は500種にも上ります。
そんな「メダカ」は、漢字の音からくる当て字ではなく、身体に対して大きな目が頭部から飛び出しているので「目高」と名づけられました。
昔は、近所の川原にいけば泳いでいる姿を見ることができましたが、残念ながら現代では自然の川で泳いでいる姿を見つけることは難しい環境になってしまいました。
また「目高」が戻ってこられる環境にしたいものですね!
2問目はこの漢字!「山雀」
誰もが知っている超メジャーな鳥、雀(スズメ)。
小さい身体が愛らしく、山や野原だけでなく一年中、住宅街でもその姿を見ることができますよね!
そんな雀ですが、もちろん山にも生息しています。
でも、今回の漢字は「山雀」。
あえてわざわざ漢字で表記するところが逆に怪しいですが、これは何かの揶揄でしょうか?
それとも当て字??
あなたは「山雀」、読めますか?
「山雀」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② これは鳥の名前です。
ヒント③ 「山」の部分は普通に「やま」と読みます。
「山雀」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヤマガラ」です!
「山雀」とは、シジュウカラ科の鳥で、全長はわずか15cm程度の小さい鳥です。
姿形は普通の雀と似ていますが、身体の色に特徴があり、背中は青っぽい羽でお腹はオレンジ色をしています。
雀が茶色一色なのに対して、「山雀」はカラフルバージョンとでもいったところでしょうか。
生息地は山や林が多く、あまり住宅街ではみかけません。
また、普通の雀よりも賢いのが特徴で、人間が芸を教えることも可能です。
神社など、おみくじを引く芸をする「山雀」に会えるかもしれませんよ!
最後はこの漢字!「雁金」
昔、小学校の教科書で「大造じいさんと雁(がん)」を読んだ記憶があります。
(あ、昔といってもほんの数年前の話ですよ!?)
小学校の教科書は教育委員会ごとに異なるので、読んだことが無い人もいるかもしれませんが、「雁」とはカモのことです。
戦後から二十年くらい経つまでは、「雁」が美味であったこともあり、狩猟の対象とされてきた鳥ですが、現在ではその個体数が激減したことから保護の対象へと変わりました。
そんな「雁」に「金」が加わった「雁金」という漢字。
どちらも位の高いイメージがありますが、いったい何と読むのでしょうか??
「雁金」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇ね」の4文字です。
ヒント② これは「雁」と同じ鳥です。
ヒント③ 「雁」は「かり」とも言いますね。
「雁金」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かりがね」です!
「雁金」とは、簡潔に言えば「雁」のことです。
体長は60cm程度の、見た目はそのまま「カモ」です。
その肉が非常に美味しいことから、1970年代頃までは狩猟の恰好のターゲットとしてされていましたが、現在では数羽から数十羽程度しか、日本に訪れない貴重な鳥となってしまいました。
また、昔から「幸せを運ぶ鳥」としても知られており、約二千年前の中国において、戦地から「雁」の脚に手紙をつけて飛ばし、無事に相手に届いたという逸話があるほどです。
この故事から、手紙のことを「雁書(がんしょ)」と言うようになったそうですよ。