今回の難読漢字は「市井」「鮮ない」「踵」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「市井」
すごく単純な漢字で「市井」。
人の名前の苗字にもよく使われる漢字ですが、単語として問われると何て読むのか迷ってしまいますね!
そのまま読めば「しい」や「いちい」ですが、正解はどうでしょうか?
読めそうで読めないこの漢字、ヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!
「市井」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 人の苗字として使われるときは「いちい」です。
ヒント➁ 「し〇〇」の3文字です。
ヒント③ 用例としては、「市井の人」なんて言ったりします。
「市井」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しせい」です!
「しせい」?
改めて正解を言われてもピンとこないですね。聞きなれないこともありますし、意味も分からない・・・。
「市井」とは、「人や家が集まっているところ」や「市街地」などを幅広く表す言葉です。
「市井の人」と言われれば、いわゆる「一般人」を表すものとなりますが、この言葉自体、古いものですので最近ではあまり耳にしなくなりましたね。
ダジャレで「市井に住んでいる市井さん」くらいしか使う場面はなさそうです・・・。
2問目はこの漢字!「鮮ない」
「鮮魚」や「新鮮」、「生鮮」など、「鮮(せん)」という漢字は何だかフレッシュな印象がありますよね。
「鮮やか(あざやか)」という読み方も一般的。
だからといって、「鮮ない」を「せんない」や「あざない」と読むのは・・・残念ながら間違いなんです。
何て読むのか、さっそく見ていきましょう!
「鮮ない」の読み方のヒントとは・・?
「鮮ない」の読み方のヒント、それはずばり「鮮」という漢字の持つ意味です!
「鮮」の持つ意味は・・・
- 新しい・生きがいい・・・(例)新鮮・鮮度など
- 色や形がはっきりしていて美しい・・・(例)鮮やか・鮮明など
- 稀少である、わずか、稀・・・(例)鮮少など
上記の2種類の意味は広く知られていますよね。
ヒントとなるのは3つ目の意味です!
「希少」「わずか」「稀」という意味をもつ「鮮ない」・・・
皆さん、分かりましたか?
「鮮ない」の読み方の答えは・・・
正解は、「すくない」でした!
・・・え、すくないは「少ない」って書くでしょ?・・・ってお思いになりましたよね?
確かにそうです!
「鮮ない」も「少ない」も意味は同じ。
現在、「鮮ない」の漢字を使うことはほぼありません。
論語に「巧言令色鮮(すくな)し仁」と、「鮮ない」の感じが登場します。
「相手にこびへつらう人は、人としての徳が少ない」という意味も合わせて覚えてみては?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「踵」
「踵」って読めますか?
複雑で画数も多い漢字に見えますが、よく見れば「足へん」に「重」ですね。
「足へん」ということで、「くるぶし」や「あぐら」だと勘違いしている人もいるのではないでしょうか・・・?
でも残念!違うんです。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「踵」の読み方のヒントは・・・?
「くるぶし」や「あぐら」ではないものの、「足へん」が付くことからも「足」に関係ある言葉だというのが最大のヒント!
「あし」には「足」と「脚」の2種類の漢字がありますが、「脚」は太ももの付け根から下全体、「足」は足首から下を指すのはご存知ですか?
「足へん」ということは、足首より下にある部分を指している可能性が大!
そして読み方はひらがなで「〇〇〇」の3文字ですよ。
さあ、もう分かりましたか?
「踵」の読み方の答えは・・・
正解は、「かかと」でした!
「重」という漢字には、「上から下に向かって感じる重さ」という意味があります。
「踵(かかと)」の漢字は「足」プラス「重」で、「足の体重がかかる部分」を意味した漢字になっています。
ちなみに「くるぶし」は「踝」、「あぐら」は「胡坐」と書きます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!