漢字読み講座

「日和見」「快哉」「末裔」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「日和見」「快哉」「末裔」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「日和見」

3つの漢字からなる言葉ですが、どの漢字も小学校低学年で習う簡単なものばかり。

 

「ひわみ」や「ひわけん」、「びわみ」など音読みにするだけでもいくつか候補が出てきますね。

 

こういうケースだと発音や意味からくる当て字が筆頭になりますが、どうでしょうか?

 

ヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!

 

「日和見」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 意味は「天気をうかがう」です。

ヒント➁ 「自分の意見がコロコロ変わること」にも使われます。

ヒント③ 天気は「ひより」とも言いますね!

 

「日和見」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ひよりみ」です!

 

「日和見」とは、簡単に言えば「天気予報」のことです。

 

「日和」は「天気」を表す単語で、「天気を見る」→「日和見」となりました。

 

また、船を安全に航行するためには天候が良い事が一番。

そのため、良い船長というのは昔から天気予報の腕も一級です。

 

江戸時代においては、天気予報をするために事前に山に登って航海のルートを決めていたそうですが、このとき登る山のことを「日和山」と言ったそうですよ。

 

たまには、私たちも空を見上げて明日の「日和見」をしてみませんか?

2問目はこの漢字!「快哉」

「快哉」の読み方をご存じでしょうか?

パッと見たイメージだと「かいや」と読みそうになりますが、それは間違い。

「快」も「哉」も、決して難しい字ではありませんが、熟語になると読めない方が多いかも知れません。

さて、あなたには読むことができますか?

「快哉」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
  2. 胸がすくほど愉快なこと、うれしくて思わず声が出ることといった意味。
  3. 「大会で優勝して快哉を叫ぶ」「見事な勝利が快哉を呼ぶ」のように使います。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「快哉」の読み方!正解は!?

正解は「かいさい」です!

「快」を「かい」と読むのは簡単ですが「哉」を「さい」と読む方は、少し難しかったかも知れません。

「快哉」と似た言葉に「喝采」がありますが、意味が少し違います。

「快哉」が胸がすくほど愉快なことであるのに対して、「喝采」は拍手したり大声で歓声を浴びせることです。

なので「快哉を呼ぶ」は正しい使い方ですが、「喝采を呼ぶ」という使い方は間違い。

「喝采」は、送る方であって送る側には使いません。

よく似ているので注意が必要ですね。

最後はこの漢字!「末裔」

「末裔」

 

小説などではよく見かけるこの言葉。

 

あなたは読めるでしょうか?

 

「末裔」読み方のヒント!

 

「末裔」は、人に対して使われる言葉です。

 

「彼は伊達政宗の末裔だ」

なんて文章で使われるのですが…

 

さて、あなたは読めますか?

 

「末裔」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「まつえい」

です!

 

「末裔」は

「末の血統」や「その血筋の末の者」という意味の言葉です。

 

ある人物が亡くなってから、何代も先の子孫に対して使われることがほとんどです。

一般的には、子や孫などの近い血縁者には使われません。

使う場合には「子孫」という言葉が使われています!

 

 

「末裔」は、

先に出した「伊達政宗の末裔」や、「王族の末裔」などでも使われます。

 

歴史小説やファンタジー小説などではよく見かけるので、

読書家の方には簡単な問題だったかもしれません!

 

ちなみに、末裔の反対の言葉は「先祖」ではなく「始祖」です。

 

「先祖」は自分よりも上の代で、すでに亡くなった人全般のことを指します。

対して「始祖」は、その家をおこした一代目のことを指します。

 

「子孫」と「末裔」の意味の違いとよく似ているので、

覚えておくと読書中も深い理解が得られますよ。

 

 

歴史上の人物や家系と絡めて使うことの多い「末裔」。

普段は使う機会が限られますが、一般教養として覚えておいてくださいね!

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!