漢字読み講座

「粗描」「護謨」「聊か」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「粗描」「護謨」「聊か」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「粗描」

読んで字のごとく、「粗く描く」。

予想は、絵の具などで色を付ける前に簡単に描いたような絵でしょうか。

 

もうこれは、ズバリそのままの意味の「ラフ画」のことですね!

 

「粗描」を当て字で「ラフ」とは読みませんが、英語表記にしたら間違いなく「ラフ」で正解です。

 

では、日本語の読み方は何でしょうか?

そのまま音読みにした「そびょう」でも正解??

 

「粗描」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 今回はカタカナ読みにしてください!

ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント③ 「下書き」や「簡単に書く」を意味するような言葉です。

 

「粗描」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「スケッチ」です!

 

確かに、「下書き」や鉛筆などで「簡単にささっと描く」ことを「スケッチ」と言いますよね!

 

ちなみに、そのまま音読みにした「そびょう」でも正解です。

 

でも、せっかくなら「粗く描く」ことを「スケッチ」と読めた方が、漢字マスターとしての称号が光るというものです。

 

今後も、このサイトを利用して読める難読漢字を増やしていきましょう!

2問目はこの漢字!「護謨」

今回の問題は「護謨」の読み方です!

これは、知らなかったらかなり難しいかも知れません。

「謨」と「膜(まく)」の字が似ているので「ごまく」と読みそうになりますが、それは間違いです。

さて、あなたには正しく読むことができるでしょうか?

「護謨」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
  2. 外来語に漢字を当てた、当て字です
  3. 護謨の木

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「護謨」の読み方!正解は?

正解は「ゴム」です!

「護謨」という熟語を見ることはほとんどないため、わからなかった方も多いのでは?

ゴムはそもそもオランダ語の「gom」が語源の外来語です。

天然ゴムの原料となっているゴムの木は熱帯地域の広範囲に分布しており、日本では観葉植物としても知られていますね。

天然ゴムは、ゴムの木から出る白い樹液を原料に作られます。

ラテックスアレルギーのある方は、ゴムの樹液によってアレルギー反応を起こす場合もあるため、注意が必要です

最後はこの漢字!「聊か」

「聊か」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(おごそか)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「聊か」読み方のヒントは?

これは「ほんの少し」とか「わずか」という意味の形容動詞です。
少し古臭い言葉なので、日常生活で耳にすることは少ないと思われますが、
少し固めの本や年配の方は使わないこともない、といった感じですね。

「聊か」読み方のもうひとつのヒントは?

これには「些か」という同じ意味で同じ読みの漢字もあります
また、これと同じ読みの名字もあり、日曜夜のアニメでその名前を聞くこともありますね。
さて、何か思い当たる言葉はありますか?

「聊か」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「いささか」
です!
いささかと聞いて一番に思い当たるのは、やはりサザエさんに登場する伊佐坂先生ではないでしょうか?サザエさんのお隣に住んでいる小説家で、フルネームを「伊佐坂難物(いささかなんぶつ)」と言います。いささかの意味から考えると「少し面倒くさい人」という意味の名前になり、とても小説家らしさを感じますね。
「少し」とか「ちょっと」という言葉自体に少し軽い感じがするなと思ったときに、今回ご紹介した「いささか」を使うことで、重厚な印象を与えることができるので、ぜひ活用してみてください。
ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!