今日の難読漢字は
「墨痕」
「畢竟」
「堰堤」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「驀進」!
「墨痕」は、ちょっとユニークな音の響きの言葉です。
「すみあと」と読みたくなりますが、正しい読み方は別にあります。
音読みで読んでみると……?
さて、あなたは何と読みましたか?
「墨痕」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぼっこん」
です!
「墨痕」は、
「筆で書いた墨のあと」という意味の言葉です!
通常の意味では単なる墨のあとのことですが、
「墨痕」が使われるときは、字や筆捌きが上手い場合がほとんど。
「墨痕鮮やかな書物」と言うように使いますよ。
類語には「筆跡」「筆運び」などがあります。
「墨」は、訓読みだと「すみ」ですが、
音読みでは「ぼく」と読みます。
「墨汁」「水墨画」などの熟語がわかりやすいですよね。
「痕」は「痕跡」などでも読むように
「こん」と読ませます。
2つの言葉を組み合わせると、音声が変化し「ぼっこん」に変化するんです。
なかなか耳慣れない言葉だからこそ、
一度覚えてしまえば忘れないはず!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「畢竟」!
「畢竟」は、仏教用語のひとつ。
その意味が転じて、より広義の言葉として使われています。
「竟」の文字は「鏡」「境」などに使われます。
同じ読み方をするのでわかりやすいと思います。
問題は「畢」の字。
漢字検定で言うと準1級相当の漢字なので、かなり難しいと思います。
「畢竟」の読みは「○○きょう」。
○に当てはまる言葉を考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「畢竟」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ひっきょう」
です!
「畢竟」は、
「詰まるところ」という意味の言葉です!
もともと仏教用語で「究極」「至極」「最終」という意味があります。
その言葉が転じて「あらゆる経過を経ても変わらない結論」を指すようになりました。
「つまるところ」「結局」のように使われます。
「畢」「竟」も「終わり」という意味の漢字。
その漢字を重ねることで、意味を強調しています。
見慣れない漢字だからこそ、すんなり読めればかっこいい「畢竟」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「堰堤」!
「堰堤」は、先にも書いたように土木関係の用語です。
「堤」の文字は「堤防」などでも使われているように、
水を止めたり溜めたりするものを表現するときに使われます。
実は「堰」も同じような意味!
訓読みだと「堰き止める」などで使います。
「堰堤」の場合はどちらの漢字も音読み。
さて、あなたは何と読みましたか?
「堰堤」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「えんてい」
です!
「堰堤」は、
「貯水や砂防などを目的として作られた堤防」という意味の言葉です!
洪水対策などに造られることもあれば、
釣り場として造られる場合もありますよ。
似たような言葉に「ダム」がありますが、
「堰堤」の場合はもっと小規模なもの。
場所によっては水力発電を行うために作られていることもあります。
また、ダムは山奥に作られていることが多いですが、
堰堤は身近にあるので、馴染み深いものだと覚えておきましょう。
見慣れないけれど実は身近な「堰堤」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!