今日の難読漢字は
「終夜」
「殺ぐ」
「鬱ぐ」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「終夜」!
「終夜」は、普通に読むと「しゅうや」。
この読み方も、もちろん正解です!
ただし今回紹介する読み方は、もっと特殊な読み方。
この言葉を知っていると、なんだかちょっとオシャレでインテリな印象です(笑)。
ヒントは5文字!
さて、あなたは何と読みましたか?
「終夜」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「よもすがら」
です!
「終夜」は、
「夜通し」「一晩中」という意味の言葉です!
読み方は「しゅうや」と「よもすがら」の2つがありますが、
どちらも意味は同じです。
では「よもすがら」はどんな場面で使われるのでしょうか。
主に使われるのは、小説や俳句、短歌など。
「夜もすがら」と表記されることが多いですよ。
「終夜」は当て字に近く、かしこまった文章ではあまり使われません。
「よもすがら」の対義語は「ひねもす」「ひもすがら」。
こちらは「終日」と書くので、当て字まで対になっているのが面白いですよね!
普段は使わなくても、知っているとかっこいい「終夜」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「殺ぐ」!
「殺ぐ」は見慣れた漢字のぶん、読み間違いが多いかも。
「さつぐ」「ころぐ」はどちらも不正解です!
ヒントは「○ぐ」と1文字が当てはまります。
また、この読み方は別の漢字を当てる方が一般的なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「殺ぐ」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「そぐ」
です!
「殺ぐ」は、
「先端や尖った部分を切り落とす」「斜めに薄く削ったり切ったりする」
という意味の言葉です!
実は「削ぐ」という感じと同じ意味・読みなんです!
明確に使い分け方があるわけではないのが不思議なところ。
ただし文章の意味合いから考えて、使い分けていることが多いですよ。
例えば「ごぼうをそいで、笹がきにする」という文では「削ぐ」を使いますよね。
一方「やる気をそいでしまう発言」という文では
「削ぐ」よりも「殺ぐ」の方がしっくりきますよね。
なかなか物騒な漢字なので、一般的には「削ぐ」を使うことがほとんど。
ですがしっかり使い分けができれば、文章表現が豊かになりますよ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「鬱ぐ」!
「鬱ぐ」は、見た目からもわかるように、
気分が落ち込んでいる時に使われます。
「将来が心配で気分が鬱ぐ」
というような例文で使いますよ。
もちろん「うつぐ」ではありません!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鬱ぐ」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふさぐ」
です!
「鬱ぐ」は、
「気分がすぐれず、憂うつな気分になる」という意味の言葉です!
実は「塞ぐ」という同音の漢字にも、同じ意味合いがあります。
ただ「塞ぐ」には「穴を塞ぐ」「人が立って道を塞ぐ」など、
何かを覆っている様子を広く表します。
対して「鬱ぐ」には、憂うつな気持ちを表す意味のみ。
「穴を鬱ぐ」「道を鬱ぐ」とは書かないので注意しましょう。
逆に感情について述べるときには「鬱ぐ」が最適。
同じ読みの漢字でも、場面によって使い分けましょう!
読めるのはもちろん、正しく使えてこそ漢字マスター。
難しい漢字ですが、書けるようになるとよりかっこいいですよ。
これを機にしっかり覚えておきましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!