「髢」を何と読みますか?
髪(かみがしら)が付いているので、毛に関係ありそうですね。
ヒントを見て考えてみましょう!
「髢」の読み方のヒントは?
1.「髢」をひらがなにすると3文字になります。
2.舞妓さん、芸妓さん、お相撲さん。
3.『髢や細紐を障子の外へ掛けたところで、』野村湖堂「銭形平次捕物控」より引用
正解は…
正解は「かもじ」でした!
「髢」とは、髪の毛の少ない部分に足す髪のこと。髪を結うときに用います。
添え髪、添え毛、入れ髪とも呼ばれます。
日本髪を結う人が減ったので、あまり目にすることはありませんね。
昔は人毛や牛の尻尾を材料としましたが、今では人工のものが多いです。
「かつら」と違い、一部分だけ足すのが「髢」の特徴。現代のエクステやヘアピースに近いかもしれません。
音読みは「テイ」、訓読みは「かもじ」、漢検1級13画の漢字です。
「髢」の原型は、天細女命(アメノウズメ)が天岩戸の前で頭部にまとったものだと考えられています。
「髢」の種類
「髢」にはさまざまな種類があり、使う箇所で呼び名が違います。
いくつか紹介しましょう!
前蓑(まえみの):前髪が少ない人用
浮輪(うきわ):束髪のまわりの芯
四割禿隠し(よつわりはげかくし):前髪、左右両髪、後頭部の髪を足す