難読漢字クイズ3連発です!
「夜糞峰榛」「皹」「石子」
全部読めたらすごい!
目次
1個目の漢字はこれ!「夜糞峰榛」
「夜糞峰榛」を何と読みますか?
実は植物の名前です!
どうして、こんなひどい名前になったのでしょう…
「夜糞峰榛」の読み方のヒントは?
1.「夜糞峰榛」をひらがなにすると7文字になります。
2.肩こりがひどい人に縁がある匂いです。
3.『天網恢恢よぐそみねばり花つけよ』夏井いつき
正解は…
正解は「よぐそみねばり」です!
「夜糞峰榛」は、山地に自生するカバノキ科の落葉高木。
別名アズサ、オオバミネバリ、ミズメザクラとも呼ばれますが、桜ではありません。
神社の神事に用いられる弓の材料、家具などに使われます。
俳句では春の季語とされています。
「夜糞峰榛」という名前の由来は、冬緑油(とうりょくゆ)に似た匂いがするから。
冬緑油の匂いはサロメチール、つまり湿布の匂いです。
たしかに好き嫌いが分かれる匂いかもしれませんが、「夜糞峰榛」という名前はちょっと気の毒ですね…
「夜糞峰榛」は何に効く?
サロメチールが多く含まれている「夜糞峰榛」には湿布と同じ効果が期待できるため、昔の木こりは木の皮を剥ぎ、肩や腰に直接貼っていたといいます。
また、精油はミズメザクラのアロマとして有名で、筋肉の炎症や痛みを和らげ、神経をリラックスさせると考えられています。
2個目の漢字はこれ!「皸」
次の漢字は「皹」です。
冬になるとできてしまう人が多いかも…
毎日のケアが大切です!
「皹」の読み方のヒントは?
1.「皹」をひらがなにすると4文字になります。
2.「皹」をフランス語にすると「crevasse」、タガログ語は「pumutok-putok」です。
3.『弟子の僧の足に皹のきれているのを眺めながら、』芥川龍之介「鼻」より引用
正解は…
正解は「あかぎれ」でした!
左右を反対にした「皸」と書いても正解です。
「皹」とは、手足の皮膚が乾燥して、皮が裂けてしまうこと。
寒い季節の乾燥や水仕事でなることが多いです。
とても痛くて辛いですよね…
アルコール消毒が引き金で「皸」になる人も増えています。
眠る前にハンドクリームで保湿しておくと良いそうですよ!
「皹」は、俳句で冬の季語とされています。
「皹」の音読みは「クン」、訓読みは「ひび」「あかぎれ」、漢検1級14画の漢字です。
古い記録としては、平安中期の辞書に「阿加々利」という言葉が記されています。
語源は諸説ありますが、ひとつは「あ」が足、「かがり」が「かかる(ひびが切れるの意)」という説が有力です。
「皸」と混同されやすいのが「しもやけ」。
前者は乾燥が原因で、後者は低温環境での温度変化が原因です。
3個目の漢字はこれ!「石子」
「石子」を何と読みますか?
2つとも簡単な漢字ですが…
もちろん「いしこ」ではないですよ!
「石子」の読み方のヒントは?
1.「石子」をひらがなにすると4文字になります。
2.「石子」の類語には「ジャグリング」が挙げられます。
3.『ひとくいしょう ふたくいしょう』かけ声
正解は…
正解は「いしなご」でした!
「石子」は昔の外遊び。
遊びのルールは、地面に撒いた石のひとつを投げ上げ、地面に落ちる間に他の石とともに拾いつくしていくというものです。
1.それぞれお気に入りの親石を決める
2.「ひとくいしょう(小石がひとつの意)」のかけ声に合わせて親石を放り、落ちる前に子石を拾って親石と一緒に受け取る
3.「ふたくいしょう(子石が2つの意)」のかけ声に合わせて親石を放り、次の小石を拾う
4.子石が全部なくなったとき、最終的に拾った子石が多い子が勝ち!
別名「石などり」「石投げ」「手石」とも呼ばれました。
古くは19世紀の『守貞漫稿(もりさだまんこう)』という風俗史に、童女たちが「石子」で遊ぶさまが記録されています。
女児だけでなく、男児も一緒に遊ぶことがあったそうです。
「石子」は「お手玉」の原型で、地域によっては同一視されます。