漢字読み講座

「榠樝」「散ける」「灼か」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「榠樝」「散ける」「灼か」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「榠樝」

「榠樝」の読み方をご存じでしょうか?

メイサとも読むことができますが、今回はそれ以外を正解とします。

とはいえ「メイサ」と読むのもかなり難読なのですが、正解は日常で耳にしたことがある読み方ですよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「榠樝」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. バラ科の落葉高木です
  3. この果実を使った「〇〇〇酒」は有名

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「榠樝」の読み方!正解は!?

正解は「カリン」です!

また、冒頭でお話ししたように「メイサ」と読むこともでき、意味は同じ。

一般にはカタカナやひらがな表記、または「花梨(カリン)」と書く場合も多いようです。

カリンとはバラ科の落葉高木で、幹の高さは6~10mになります。

秋には10~15cmほどの黄色い果実が実りますが生で食べることはできず、カリン酒やジャム、ハチミツなどに利用されるのが一般的です。

カリンは喉荒れや咳止めにも効果的で、古くから薬としても使用されてきました。

2問目はこの漢字!「散ける」

「散ける」の読み方をご存じでしょうか?

「散る(ちる)」という読み方がありますが「ちける」ではありません。

また「散文(さんぶん)」などの読み方もありますが「さんける」も間違いですよ。

それでは一体なんと読むのが正解でしょう…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「散ける」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇ける」の4文字です
  2. 関西では散らし寿司のことを「〇〇寿司」と呼ぶことがあります
  3. 「まとまって歩かずに〇〇けてください」などと使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「散ける」の読み方!正解は!?

正解は「ばらける」です!

「散(ばら)ける」とは、まとまるのではなく間隔を空けてちりぢりになること。

「バラバラになる」という表現もありますね。

関西のバラ寿司をヒントで紹介しましたが、巻き寿司や押し寿司のようにまとめるのではなく、バラバラになっていることから「バラ寿司」と呼ばれるのでしょう。

「散ける」と同様の使い方をする言葉としては、「散売(ばらう)り」「散撒(ばらま)く」などがあります。

最後はこの漢字!「灼か」

「灼か」の読み方をご存じでしょうか?

「灼熱(しゃくねつ)」という言葉がありますが「しゃくか」と読むのはもちろん間違いです。

また、「灼く」と書いて「やく」と読めますが、「やか」でもありませんよ。

正解は時々耳にする言葉なので、読み方を聞いたらほとんどの方が意味がわかると思います。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「灼か」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇か」の4文字です
  2. 神仏の御利益がありありと見えるさまを言います
  3. 「霊験灼か」という言葉があります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「灼か」の読み方!正解は!?

正解は「あらたか」です!

「灼(あらた)か」には以下の2つの意味があります。

  • はっきりと見えるさま、鮮やかなさま
  • 神仏の御利益が際立っているさま

しかし一般的には、神仏の力を指していう場合がほとんどでしょう。

ヒントに示した「霊験灼(れいけんあらた)か」という言葉は、一度は耳にしたことがあるのでは?

霊験灼かな神社にお参りして、御利益に預かりたいものですね…

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!