今日の難読漢字は
「褞袍」
「訃報」
「逝去」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「褞袍」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある衣服の名前で、寒い冬の時期には欠かせない!という方も多いですね。
最初の一文字目は「ど」です。
昔はそのまま「おんぼう」や「わんぼう」とも呼ばれていたそうですが、 今ではこちらの名前を聞くことが多いでしょう。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「褞袍」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「どてら」
です!
褞袍(どてら)は、厚く綿を入れた防寒用の日本式の上着です。
一昔前の受験生は、これを着て日夜勉強に励んでいた…というイメージがありますね。
どてらは「丹前」や「半纏(はんてん)」とも同じだったり、実はちょっと違うものだったりするようで、 なかなかややこしかったりします。
綿入りの丹前=どてら、腰まである長いものが半纏、といった説もあるようですが、 あまり明確・厳格に分けているわけではなさそうです。
寒い冬は、ストーブをつけてどてらを羽織ってこたつに入り、みかんを食べてのんびりと過ごしたいものですね。
2つ目は「訃報」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある特定のお知らせを表した言葉で、新聞やニュースなどで目にすることが少なくありません。
最初の一文字目は「ふ」です。
訃も報も、どちらの漢字も音読みですので、このヒントで多くの方は正しい 読みかたが分かってしまったかもしれません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「訃報」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ふほう」
です。
訃報は、人が亡くなったことを伝えるお知らせのことを指す言葉です。
新聞やテレビのニュース、ネットのニュースなどでも、芸能人や有名人の訃報を目にしない日はないのではないかというくらい、 世界には多くの人が生きている以上、人の死は日常的なものかもしれません。
それでも、自分にとって特別な人や、身の回りの家族や友達、また知人の訃報は、大体において突然やってくるものですので、 ショックが大きいことでしょう。
毎日は変わらず過ぎていくと思いがちですが、そういったときに後悔がないよう、 たまには連絡を取ってみたり、一緒にごはんを食べたり、同じ時間を過ごすように 意識してみるのもいいかもしれません。
最後の難読漢字は「逝去」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある言葉の丁寧な言い方です。逝も去も、どちらも似たような意味の言葉で、似たような言葉を 組み合わせで熟語となっているパターンの言葉ですね。
最初の一文字目は「せ」です。
逝も去も、どちらの漢字も音読みですので、この言葉の読み方がわからなくても 少し知識のある方なら組み合わせで読めてしまうかもしれません。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「逝去」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せいきょ」
です。
逝去は「死ぬ」の敬語表現です。
そのため、基本的には身内以外の他人に対して使用する、敬意を込めた表現となります。
死にはもっとも一般的な「死亡」以外にも、今回の逝去の他に、永眠、他界、往生、崩御、鬼籍に入る、などなど 非常に多くの表現や言葉があります。
これだけ多くの言葉あるということは、死がそれだけ日常的であることと同時に、とても特別なことであることが分かります。
すべての人間に平等に必ずいつかは訪れるものです。例えばだれかの死に触れたとき、少し自分の死について考えてみてもいいかもしれません。