漢字読み講座

【難読漢字】「抜錨」「欣求」「灼たか」あなたは何個読めますか?

今日の難読漢字は

「抜錨」

「欣求」

「灼たか」

の3問です!あなたは何個読めますか?

難読漢字、1問目は「抜錨」!


「抜錨」の読み方をご存じですか?

「錨」は「猫」という字に似ていますが、猫とは関係がありません。

それでは、何と読むのでしょうか?

「抜錨」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ば○○○」の5文字
  2. どちらの字も音読みです
  3. 「錨」は訓読みで「いかり」と読みます

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「抜錨」の読み方、正解は・・・


正解は

「ばつびょう」

です!

「錨」はヒントでも出した通り「いかり」と読む漢字で、船を止めておくために水底に沈めるものです。その「いかり」を抜くということから「船が出航する」ことをあらわす熟語です。

対義語は「投錨(とうびょう)」で、船が止まるために錨をおろすという意味になります。

この「いかり」をあらわす文字、江戸時代までは「碇」という文字を使っていました。

明治時代からは「碇」ではなく「錨」が使われるようになった理由にはいくつか説がありますが、日本船で使っていた「いかり」が廃れ、西洋船で使っている「いかり」が多く使われるようになったことが背景にあったようです。

「抜錨」という言葉も明治時代に入ってから多く使われるようになりました。

錨を抜くだけではなく、出航するという前向きな意味を感じる「抜錨」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。

難読漢字、2問目は「欣求」!


「欣求」の読み方をご存じですか?

「欣」は「キン」という音読みがあるから「きんきゅう」かな?と思ってしまいますが、そうではありません。

それでは、何と読むのでしょうか?

「欣求」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ご○○」の3文字
  2. どちらの字も音読みですが、普段あまり使わない読み方です
  3. 仏教用語です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「欣求」の読み方、正解は・・・


正解は

「ごんぐ」

です!

「欣求」はヒントにも書いた通り仏教用語です。「欣」は「よろこぶ」という意味で「求」は普通に使うとそのまま「さがしもとめる」という意味ですが、この場合は同じく仏教用語の「求道(ぐどう)」につながっており、仏教の道を求める、という意味になります。

「欣求浄土(ごんぐじょうど)」や「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」という言葉で目にすることもあるかもしれません。

特に「厭離穢土欣求浄土」は徳川家康の旗印として使われていたことで有名です。

仏教用語としては「けがれた現世を嫌い離れて、次生では清浄な仏の国土に生まれることを願い求める」という意味ですが、徳川家康は「穢土」を「戦国の世」ととらえ、平和な世の中(浄土)を実現するために旗印にしたという説があります。

是非このエピソードと一緒に「欣求」の読み方も覚えてくださいね。

難読漢字、3問目は「灼たか」!


「灼たか」の読み方をご存じですか?

「灼」は「灼熱」という熟語があるので「しゃくたか」?残念ながら違います。

それでは、何と読むのでしょうか?

「灼たか」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「あ○たか」の4文字
  2. 「灼」には「やく」という意味のほかに「あきらか」という意味があります
  3. 「霊験(れいげん)灼たか」という使い方を見ることが多いです

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「灼たか」の読み方、正解は・・・


正解は

「あらたか」

です!

「灼たか」は「(効果が)著しく現れること」という意味がある形容動詞です。

ヒントにも書いたように「霊験灼たか」という表現で多く使われますが、「灼たか」自体は宗教関係の言葉ではなく、例えば薬がよく効いた、という時にも使われることがあります。

「霊験」は「神仏に祈ることにより得られる、人知を超えた不思議なしるし」のことで、「霊験灼たか」な場所はいわゆる「パワースポット」や「神社仏閣」のことを指すことが多いです。特に受験シーズンになると、受験合格や学力向上の霊験灼たかな神様がまつられている神社などが注目を浴びていますね。

成就したい願い事があるときは、是非「灼たか」の読み方を思い出して、霊験灼たかなスポットにお参りしてみてください。

さて、難読漢字3問、いかがでしたか?

難読漢字には専門用語や宗教関係で使われる言葉も多いですが、その背景を知ると一層面白くなります。是非またチャレンジしてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。