今回は「鮎魚女」「窺う」「敏捷い」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鮎魚女」
「鮎魚女」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「あゆさかなおんな」ですが、もちろん間違いです。
どうやら魚の名前のようですね。
釣りが好きな方なら簡単かもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鮎魚女」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- アブラメ、アブラコとも呼ばれます
- 刺身や煮つけにすると美味しい高級魚です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鮎魚女」の読み方!正解は!?
正解は「アイナメ」です!
「鮎魚女(アイナメ)」は、鮎・魚・女の3つの漢字が全て一般的ではない読み方なので、知らない方には、かなりの難問でした。
「鮎並」と書いても「アイナメ」と読みますが、いずれにせよ難読だといえるでしょう。
アイナメは、日本海側や東北地域ではアブラメ、北海道と東北の一部ではアブラコとも呼ばれる、アイナメ族の海水魚です。
大きさは30~40cmですが、まれに60cmを超えるまでに成長することもあるとか。
低水温域に生息するので、北海道や東北以外の地域では11~4月がシーズンになります。
2問目はこの漢字!「窺う」
「窺う」の読み方をご存じでしょうか?
「窺」という字は音読みで「き」と読めますが「きう」ではありませんよ。
日常でよく耳にする言葉なので、すぐにわかった人も多いかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「窺う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇う」の4文字です
- ようすを覗き見る場合によく使う言葉です
- 「彼らのようすを物陰から窺った」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「窺う」の読み方!正解は?
正解は「うかがう」です!
「窺(うかが)う」には、こっそりと様子を覗き見たり、他人の反応を気にして顔色を確認したり、人の様子から心理状態をおしはかったりするという意味があります。
下は「窺う」を使った例文です。
- 家に中の様子を窓の外から窺った
- 宿題を忘れて先生の顔色を窺った
- 彼の態度からは反省の色が窺える
また、「伺(うかが)う」も語源は同じになりますが、使い方が少し異なります。
「窺う」はこっそりと覗き見るのに対して、「伺う」は人や場所を訪問したり、意見を聞いたりする場合によく使われるため、使い方に注意しましょう。
最後はこの漢字!「敏捷い」
「敏捷い」の読み方をご存じでしょうか?
「敏捷」と書いて「びんしょう」と読みますが、そのまま「びんしょうい」と読むのはもちろん間違いです。
「敏捷い」はなかなか意味の深い言葉のようで、様々な方言にも変化していることがうかがえます。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「敏捷い」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇い」の4文字です
- 意味は「敏捷(びんしょう)」と同じ
- 間に小さな「っ」を入れて「〇〇っ〇い」と言う場合もあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「敏捷い」の読み方!正解は!?
正解は「はしこい」または「はしっこい」です!
意味は「すばしっこい」「動きが機敏」「機転がきく」などになります。
ヒントで示したように「敏捷(びんしょう)」と基本的には同じ意味ですね。
ただし、「はしこい」は様々な方言にも変化していったようです。
福島や富山などの地域では「はしこい」に「賢い」という意味があるそうです。
また「はしこい」が変化して「こすい」になると、千葉県の一部の地域や淡路島では「ずるい」「狡猾」といった意味を持つなど…
方言は地域によって細かく分類されるため定かではありませんが、調べてみると面白いかもしれませんね。