今日の難読漢字は
「展く」
「驥足」
「艝」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「展く」!
「展く」は、わかってしまえば読み方は簡単。
でもついつい「てんく」と読んでしまいますよね。
ただし「展覧会」「展示」などから連想できる言葉。
また、同じ読み方の別の漢字を使う方が一般的です。
さて、あなたは何と読みましたか?
「展く」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ひらく」
です!
「展く」は、
「畳んであるものを広げる」という意味の言葉です!
一般的には「開く」を使う機会が多いのではないでしょうか。
ただ、正確なニュアンスで言うと「展く」と「開く」は別物。
「展く」には「小さくなっているものが広がる」という意味が強い言葉です。
畳んでいた紙や、とじていた本のページを広げるようなイメージ。
それに比べて「開く」は門構えの漢字であることからもわかるように
「とじていたものがひらく」と言う意味の言葉。
ドアや鍵、心などがオープンするようなイメージです。
同じような読み・言葉であっても、漢字が違うと意味が変わるのが面白いところ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「驥足」!
「驥足」は、「驥」の文字が見慣れないですよね。
なんとなく「しゅんそく」「いそく」なんて読んでいませんか?
「足」を「そく」と読むのは正解なのですが、
「驥」はひらがな1文字で読みます。
さて、あなたは何と読みましたか?
「驥足」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きそく」
です!
「驥足」は、
「優れた才能や、優れた才能を持つ人」という意味の言葉です!
もとは古事に言い伝えられる「一日千里も走る馬」の足の力を表した言葉なのだとか。
それが転じて、すごい才能があることを示した言葉になりました。
現在は「驥足をのばす」という慣用句で使われることが多い言葉。
こちらは少し意味が変化し、
「優れた才能を持つ人が、その才能を発揮すること」
「自由気ままに振る舞い、行動すること」
のどちらの意味も持ちます。
特に「自由気まま」の方は、音だけ聞いて
「規則をのばす」と勘違いされがちな言葉です。
きちんと使い分けましょう!
ちょっと読みにくいけれど、覚えてしまえば簡単な「驥足」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「艝」!
「艝」は、漢字の構成をよ〜〜〜〜くみてみると、
答えが導き出せるんです。
「舟」と「雪」。
「雪」を渡る「舟」といえば……?
さて、あなたは何と読みましたか?
「艝」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「そり」
です!
「艝」は、
「雪や氷の上を走らせる乗りもの」という意味の言葉です!
「そりあそび」や「犬ぞり」などでお馴染みの、あの「そり」のこと!
人によってはサンタのソリを想像する方もいるかもしれません。
筆者が住む北海道では、米の袋に段ボールなどを詰めて作る
「米袋そり」というものがあります。
子どもたちが、公園や小学校などで使っているのを見かけますよ!
これも漢字で「米袋艝」と書くと、なんだか重厚感が出ますよね(笑)
「舟」に「雪」という漢字の作りは、中国ではなく日本由来のもの。
このような漢字を「国字」といい、
「艝」のほかにも「峠(とうげ)」「凧(たこ)」などがあります。
漢字の成り立ちがわかりやすいので、覚えてしまえば簡単な「艝」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!