漢字読み講座

【難読漢字】「蚤夜」の読み方は?「のみよ」と読んでしまったあなたは・・・

「蚤夜」の読み方をご存じですか?

「蚤」は「ノミ」のことをあらわす漢字なので「のみよ」と読んでしまうと間違いになります。

それでは、何と読むのでしょうか?

「蚤夜」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○や」の3文字
  2. 「蚤」には「はや(い)」という訓読みがあります
  3. 「早夜」と同じ意味があります

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「蚤夜」の読み方、正解は・・・


正解は

「そうや」

です!

なんとなく「ノミに刺されて眠れない夜」のようなイメージをしてしまいますが、ノミとはまったく関係なく「朝早くから、夜遅くまで」をあらわす言葉です。転じて「朝早く起き、夜遅く寝る」という意味もあります。

実は「蚤」という漢字には

  1. ノミ科の昆虫の総称
  2. はやい(早、夙に通じる)

こんなに意味があります。蚤の音読み「ソウ」が「早」につながるため、早いという意味で使われているのです。

同じように「蚤」を使った四字熟語で「蚤寝晏起(そうしんあんき)」がありますが、こちらは「夜早く寝て、朝遅く起きる」という「蚤夜」とまったく逆の意味になります。

今では昆虫以外の意味で使われることはあまりない「蚤」の意外な使い方と一緒に読み方も覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。