今日の難読漢字は
「読了」
「花車」
「沈菜」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「読了」
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇〇〇」となります。
ある動詞で、一般的なある動作を表す言葉です。
最初の一文字目は「ど」です。
意味としてはとても一般的ですが、使用に関してはあまり一般的ではないかもしれません。
意味も読み方も、まさに漢字通り素直なものです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「読了」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「どくりょう」
です!
「読了」は「読んだ」という意味の言葉です。
「読んだ」との違いは、一般的にはある程度まとまった文章量がある書籍などを読み終わった際に使用されることが多いですね。
読書好きな方がよく、SNSなどで「〇〇読了」と書き込んでいるのを目にします。
「読む」という漢字に、物事が終わったことを表す「了」が組み合わさった言葉なので、意味的にもそのままですね。
似た意味の言葉としては「読破」があります。読破は特に読むのが難しい本(内容的に難しい、大長編など)を読み切った場合に使われるそうです。
2つ目は「花車」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
ある状態を表す言葉で、日常生活で使われることも珍しくありません。
最初の一文字目は「き」です。
同じ意味で別の漢字でも表記されますが、その別の表記のほうが使われることが多いですね。
そちらの表記のほうが難しい漢字が使われていますが、馴染みがあるので逆に読める方が多いことでしょう。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「花車」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きゃしゃ」
です!
「花車」は姿や形がほっそりして、上品さや繊細さ、弱々しさが感じられるさまを意味する言葉です。
「華奢」と表記されることが多いので、こちらであれば読めるという方も多いのではないでしょうか。
「花車」と「華奢」は読み方も意味も同じ言葉です。
「華奢」は華やかで美しいという意味の「華」と、ぜいたくという意味の「奢」が組み合わさった言葉で、そこから「細くて繊細な様子」を意味することは少しかけ離れて感じられます。
実は「華奢」は「かしゃ」とも読み、この場合は文字通りの「派手でぜいたくなこと」を意味する言葉となります。
また「花車」を「かしゃ」と読む場合は、「遊女を監督・指揮する女」を意味するそうです。
意味や文字から、どちらも遊女や花魁文化から生まれた言葉なんだろうな、と想像できますね。
最後の難読漢字は「沈菜」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある食べ物の名前で、大好きな人も多いと思われます。
最初の一文字目は「キ」です。
日本の食べ物ではないのですが、近年その辛さや発酵食品としてとても人気があり、そのまま食べる以外にも鍋にしたり炒めものにしたりと、使われることが多い食品です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「沈菜」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「キムチ」
です!
「沈菜(キムチ)」は韓国発祥の食品で、一般的には白菜と唐辛子、ニンニク、生姜、塩辛などを一緒に漬け込んだものです。
白菜の代わりに大根やキュウリなどを漬け込んだ「カクテキ」や「オイキムチ」なども人気がありますね。
豚キムチ炒めやキムチ鍋など、現在の日本ではもはやその存在は欠かせない定番の人気食品となっています。
独特の辛味や酸味を持つ発酵食品ということで、辛味のカプサイシンや発酵の乳酸菌といったものが含まれており、食欲の増進や免疫力アップなどの効果があると言われているため、健康的な食生活を送る人たちからの注目度も非常に高いですね。
キムチの名前の由来は、野菜の塩漬けを意味する沈菜(チムチェ)という言葉だそうです。
元々は単なる塩漬けだったそうですが、いつしか唐辛子が使われ始めて、今のような辛い漬物となったとのこと。