今日の難解漢字は、
「名刹」
「嘴」
「膾」
「醗す」
「段」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「名刹」です!
- 2 「名刹」読み方のヒントは?
- 3 「名刹」読み方のもうひとつのヒントは?
- 4 「名刹」の読み方、正解は・・・
- 5 2つ目の漢字は「嘴」です!
- 6 「嘴」読み方のヒントは?
- 7 「嘴」読み方のもうひとつのヒントは?
- 8 「嘴」の読み方、正解は・・・
- 9 3つ目の漢字は「膾」です!
- 10 「膾」の読み方のヒントはこちら
- 11 「膾」の読み方!正解は!?
- 12 4つ目の漢字は「醗す」です!
- 13 「醗す」読み方のヒントは?
- 14 「醗す」読み方のもうひとつのヒントは?
- 15 「醗す」の読み方、正解は・・・
- 16 5つ目の漢字は「段」です!
- 17 「段」読み方のヒントは?
- 18 「段」読み方のもうひとつのヒントは?
- 19 「段」の読み方、正解は・・・
- 20 まとめ
1つ目の漢字は「名刹」です!
「名刹」と書いて、なんと読むか分かりますか?
(なさつ)ではありません。
そもそも刹那(せつな)の「刹」です!
しかし(なせつ)でも(めいせつ)ありません。
殺すの漢字に似ているのでちょっと怖そうですが、むしろ尊いイメージです。
さて、「名刹」と書いてなんと読むでしょうか?
「名刹」読み方のヒントは?
「名刹」とは、由緒ある有名な寺の事です。
そして「名刹」の中でもとりわけて長い歴史がある寺の事を「古刹」といいます。
旅行などで「名刹」巡りなどをすると、途端に自分も心がきれいになったような気がします。
人に言う時にも通なふりをして「名刹めぐりをしてきた」なんていう風に使えます。
でも、家の近くにもひとつくらいはあると思いますよ!
「名刹」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もうひとついうと「めい〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「名刹」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めいさつ」
です!
ちなみに「古刹」は(こさつ)と読みます。
ぜひ、両方一緒に覚えておきましょう。
2つ目の漢字は「嘴」です!
「嘴」と書いて、なんと読むか分かりますか?
角(つの)と口(くち)と比例の「比」なので、一瞬簡単そうですが、これらをひとつにした漢字を読むとなれば話は別になってきます。
動物の中でも特に鳥に関する漢字なので、頭に生えている角は全く関係がありません。
主に鳥にありますが、動物にもあることがあります。
さて、「嘴」と書いてなんと読むでしょうか?
「嘴」読み方のヒントは?
先ほど、動物、特に鳥にあるものと言いましたが、人間にはないものです。
人間に嘴があれば、色々と生活に不都合が出るかもしれません。
特に女性だと、メイクする時に困るのではないでしょうか?
そう、顔にあるものです!
エトピリカという鳥の嘴の装飾は外れることでも有名ですが、普通の嘴は外れません!
元々は「口端」という言葉から生まれた漢字です。
「嘴」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「嘴」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くちばし」
です!
言われてみれば何となく、くちばしというイメージの漢字ですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「膾」です!
「膾」の読み方をご存じでしょうか?
「魚膾(ぎょかい)」や「炙膾(シャカイ)」の「カイ」とも読めますが、それは音読みです。
今回は訓読みを正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「膾」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 刻んだ魚肉や野菜などを生のまま酢であえた料理
- おせち料理にも使われます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「膾」の読み方!正解は!?
正解は「なます」です!
古くは魚肉を酢であえた料理だったということで「生肉(なましし)」と呼ばれていたものが訛って「なます」になったとのこと。
しかし現代では、細切りにした大根と人参を酢であえた「紅白なます」が最もポピュラーですね。
紅白なますはおめでたい紅白の水引を大根と人参でイメージしたもので、お正月にぴったりな縁起物として親しまれている料理です。
また、なますは腸内環境を改善したり、疲労回復にも効果的なことで知られています。
4つ目の漢字は「醗す」です!
「醗す」と書いて、なんと読むか分かりますか?
最大のヒントは、お酒や味噌や醤油に関係することです!
お酒好きの人はもうわかったかもしれません!
さて、「醗す」と書いてなんと読むでしょうか?
「醗す」読み方のヒントは?
「醗す」は、醗酵食品(はっこうしょくひん)のことで食品を醗酵させることです。
一度できあがったお酒や味噌を、もう一度発酵させることをいいます。
簡単にいえば酵素が広がっていくことを醗酵といい、もっと身近なもので言えば漬物もそうです!
最近では「発酵」と書かれていることが多いかも。
お酒を熟成させることを酒を醗すといい、醗酵させることで旨味を出しているのですね。
醗酵という言葉が使われているだけで、なんだかおいしそうという気持ちになりますが、実際に手間暇かけて作られているので、当然美味しいです!
「醗す」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇す」です!
さて、もうわかりましたか?
「醗す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かもす」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「段」です!
「段」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(だん)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?
「段」読み方のヒントは?
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。
あるものの単位で使われる言葉で、普段耳にすることはほとんどないと思います。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「段」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「き」です。
同じ読みの名字がありますが、今回の答えとはあまり関係がないですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「段」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きだ」
です!
「段(きだ)」は昔の田畑を数えるときに使われていた単位です。
町段畝歩(ちょうたんせぶ)という、土地の面積を表すのに使われていました。
1歩(ぶ)が現在の1坪にあたり、30歩で1畝(せ)、10畝で1段、10段で1町と言われていますが、 太閤検地の際に単位の統一が行われる前は360歩で1段だったそうです。
これも諸説あるようです。
また布を数えるときに使う「反」を同じ扱いで、 1段を1反と呼ぶ場合もあり、その場合は町反畝歩となったとのこと。
今では土地の広さは坪や平米(m2)が使われることがほとんどですが、 昔の単位を知ると、その時の人々や暮らしの一端を感じることができ、 とてもロマンチックに感じませんか?
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!