今日の難読漢字は
「直様」
「真面」
「真新」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「直様」
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
一般的に使われる副詞で、それほど珍しい言葉ではありません。
漢字で書くよりも、ひらがなで表記することのほうが多いかもしれませんね。
最初の一文字目は「す」です。
似た言葉としては「即座に」「すかさず」などがあります。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「直様」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すぐさま」
です!
「直様(すぐさま)」とは、時間的に間を置かないという意味の副詞です。
「じきさま」と読んでも間違いではありませんが、こちらはあまり耳慣れない読み方ですね。
似たような言葉としては「すぐに」「即刻」「ただちに」「即座に」などがあります。
似た言葉でも微妙にニュアンスが異なります。
基本的にはどれも行動や動作に対して使用しますが、判断や決断に対して使う場合は「ただちに」や「即座に」などのほうがなんとなくしっくりくるのではないでしょうか。
他にも「すかさず」「たちまち」「とっさに」「間髪をいれず」などなど、似た意味の言葉が非常に多いのが特徴的です。
日本人は昔から時間に厳しかったことのあらわれと言えるかもしれません。
2つ目は「真面」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
ある状態を表す名詞・形容動詞で、日常的によく使われている言葉です。
最初の一文字目は「ま」です。
一般的にこういったタイプの人間は多くの人から好まれ、またこうなりたい・こうでありたいと考えている人も多いでしょう。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「真面」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まとも」
です!
「真面(まとも)」はまじめなこと、真正面に向き合うこと、駆け引きなどをしないこと、といった意味の言葉です。
一般的には、社会的に正しくて健全であることや、それなりの品位・品格があることを表すこともあります。
似た言葉の「正しい」とは少しニュアンスが異なり、「正確である」ことというよりも、「まとも」とは「間違ってはいない」ことと言えるでしょう。
まともかどうかは基本的には社会的にどうかで判断され、それは地域や時代、世代、状況によって変わってしまうものだからです。
そう考えると、もっとも近い言葉は「普通」なのかもしれません。
「普通」も常に変化し続けており、定義が困難な状態ですからね。
最後の難読漢字は「真新」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇〇」となります。
ある状態を表す名詞・形容動詞で、日常的にもよく使われる言葉です。
最初の一文字目は「ま」です。
似た言葉としては「新品」などがあります。
この状態のものを使うのは、少し緊張しつつも、気分がいいですよね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「真新」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まっさら」
です!
「真新(まっさら)」はまだ一度も使っていない全く新しい状態を表す言葉です。
同じく新品を表す「新(さら)」を強調した言い方となっています。
商品や製品などの場合は、傷や汚れがなくてキレイだというだけではなく、一度も使われたことがない、ということを非常に重要視した言葉と言えるでしょう。
また物だけでなく、人間や気持ちに対して使うこともあります。
例えば「心をまっさらにする」といった場合は、「何もかも忘れて初めからやり直す」というような意味になります。
人間に対して使う場合は「事前の教育や情報などが何も与えられていない、何も知らない人」というような意味となり、
例えば何もかも未経験で入ってきた若い新人を指したりします。
物も人も、だれにでもまっさらだった時期はあったはずですが、みなさんはその時のことを思い出せるでしょうか?