今回の難読漢字は「弥撒」「爪弾き」「屠蘇」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弥撒」
本日の難読漢字クイズは「弥撒」です!
なんとなく人の名前のようですが…
実は、とある儀式のことなのです。
さあ、あなたは何と読みますか?
「弥撒」の読み方のヒントは?
ヒント1.「弥撒」は元々ラテン語です。
ヒント2.『日曜日の弥撒、ティ・ダンス、サパァ・ダンス、運動競技、福引と、手を代え品をかえ、』久生十蘭「予言」より引用
ヒント3.キリスト教のカトリック教徒にとって、非常に大切な儀式です。
正解は…
正解は「ミサ」でした!
「弥撒(ミサ)」はカトリック教の儀式です。「御弥撒」と書いても正解です!
ラテン語で「派遣」を意味する missio(ミッシオ)が語源とされています。
ちなみに、プロテスタントや正教会の場合は「礼拝」と呼びますよ。
「弥撒」は当て字
「弥撒」という漢字は「ミサ」の当て字です。
「弥」の音読みは「ビ」「ミ」、訓読みは「弥し(あまねし)」「弥しい(ひさしい)」「弥る(わたる)」「弥う(つくろう)」「弥(いよいよ・いや)」。
広く行き渡る・時を経て引き続く・綴じ繕う・治める・ますますなど、とても多くの意味をあらわす漢字です。
一方「撒」は、音読みが「サツ」と「サン」、訓読みは「撒く(まく)」。手で撒き散らすという意味があります。
2問目はこの漢字!「爪弾き」
「爪弾き」と書いて、なんと読むか分かりますか?
三味線やギターなどの弦楽器を指先で弾くことを(つまびき)(つめびき)といいますが、それとは違って、楽器に縁のない人でも聞いたことのある言葉だと思います。
さて、「爪弾き」と書いて、なんと読むでしょうか?
「爪弾き」読み方のヒントは?
「爪弾き」とは、嫌悪、軽蔑、非難すること、また、ある特定の人を嫌って排斥することです。
いわゆる仲間外れですね。
男子はそうでもないかもしれませんが、女子にとって爪弾きにされることは非常に辛い事です。
大人になれば、群れることに嫌気がさして一人で過ごすのも快適と思えますが、学生時代はいかに爪弾きにされないかという事だけを考えていた人も多いのではないでしょうか?
もう一度言いますが、大人になれば些末なことです。
そして爪弾きにする人の方が問題であると思えるでしょう。
「爪弾き」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇き」です。
さて、もうわかりましたか?
「爪弾き」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つまはじき」
です!
「爪」という漢字は、(そう)(しょう)(つめ)(つま)と読むことができます。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「屠蘇」
「屠蘇」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(しそ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「屠蘇」読み方のヒントは?
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。
ある飲み物の名前で、お正月に飲むことがあります。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「屠蘇」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「と」です。
飲み物といってもグビグビと飲むようなものではなく、縁起物として お正月にちょっと飲む風習ある、といった感じですね。
また頭に「お」を付けて呼ばれることが多いので、その呼び方なら ピンと来る方も多いはず。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「屠蘇」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とそ」
です!
屠蘇とは、お正月に飲む縁起物のお酒のことです。
「おとそ」と呼ばれることが多く、ご自宅で飲むことはもちろん、 初詣でにぎわう神社などで、振る舞われたりすることも多いですね。
日本酒を屠蘇として扱う、というわけではなく、屠蘇散(とそさん)と呼ばれるいくつかの薬草を 配合したものを日本酒や本みりんなどに浸して作ります。
最近ではお茶のティーバッグのような タイプの屠蘇散が、スーパーやドラッグストアで売られているようです。
家族の健康や長寿を願って、お正月でぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。