漢字読み講座

「拘泥る」「拳闘」「三位一体」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「拘泥る」「拳闘」「三位一体」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「拘泥る」

「拘泥る」の読み方をご存じでしょうか?

「こうでいる」や「ぐでる」と読むのはもちろん間違いです。

実はよく使う一般的な言葉なのですが、漢字にすると読みにくいですね。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「拘泥る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇る」の4文字です。
  2. 意味は、どうでもいいことに心が捕らわれること。
  3. 「いつまでつまらないことに拘泥っているんだ」のように使います。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「拘泥る」の読み方!正解は!?

正解は「こだわる」です。

送り仮名なしで熟語にすると「拘泥(こうでい)」という言葉になりますが、意味は「拘泥(こだわ)る」と同じですよ。

ヒントに示したように「こだわる」という言葉には本来「どうでも良いことを気にしすぎる」という意味があります。

しかし近年では「食材にこだわった逸品」「住み心地にこだわった家屋」などの使い方をよく耳にしますね。

「妥協をしない」「ものごとを極める」というポジティブなイメージが強くなったようです。

2問目はこの漢字!「拳闘」

サッカーやバスケットボール、テニスにバレーボール・・・

海外発祥のスポーツは日本ではカタカナ表記で表しますが、実は漢字で表す和名もつけられているんですよ。

例えば、サッカーは「蹴球(しゅうきゅう)」。

バスケットボールは「籠球(ろうきゅう)」。

テニスは「庭球(ていきゅう)」。

バレーボールは「排球(はいきゅう)」です。

それでは肝心の「拳闘」はどんなスポーツの和名なのでしょうか?

「拳闘」の読み方のヒントは・・・?

「拳闘」の読み方は、実は難読ではないかも・・・!?

ひねることなく、ひらがなで「け〇と〇」の4文字です。

問題なのは、何のスポーツの和名なのかということです。

「球を蹴る」で「蹴球」がサッカー、「籠に球を入れる」で「籠球」がバスケットボール・・・と考えると、漢字がどんなスポーツなのかを表しているようですね。

それでは「拳(こぶし)で闘う」スポーツとは・・・

もう、分かりましたよね?

「拳闘」の読み方の答えは・・・

正解は、「けんとう・ボクシング」でした!

「拳闘(けんとう)」の文字の通り、拳で闘うスポーツですもんね。

ちなみに「拳闘」と1文字違いの「闘球」と書くスポーツもあります。

「球で闘う」・・・そうです、ラグビーです!

色々なスポーツの和名を調べてみたら、面白いかもしれませんね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

最後はこの漢字!「三位一体」

「三位一体」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま素直に読むと「さんいいったい」ですが、それは間違いです。

これまで誤読していたという方も多いかも知れませんね。

では、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「三位一体」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
  2. 三者が心をひとつに合わせること
  3. この計画を成功させるために三位一体でがんばろう

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「三位一体」の読み方!正解は!?

正解は「さんみいったい」です!

冒頭でもお伝えしましたが「さんいいったい」と誤読しやすいので、注意しましょう。

三位一体には以下の3つの意味があります。

  • キリスト教で「父(神)・子(キリスト)・聖霊」は1つの神が3つの姿となって表れたものであるという考え方
  • 三者が心をひとつに合わせること
  • 三者が全く同じであるということ

現代の日本では、2番目の「三者が心をひとつに合わせること」という意味で「三位一体」を使う場合が多いといえるでしょう。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!