「撼かす」の読み方をご存じですか?
「撼」は「感」という字に似ていますが、もちろん「かんかす」とは読みません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「撼かす」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「う○かす」の4文字
- 訓読みです
- 「撼るがす」だと「ゆるがす」という読み方になります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「撼かす」の読み方、正解は・・・
正解は
「うごかす」
です!
「物や人の心に衝撃を与えて揺り動かす」ことをあらわしています。
「震撼(しんかん)」という熟語で使われることが多い漢字ですが「撼」には「手で持って揺する」という意味があります。「感」には「感動」という使い方があることでわかるように「心が動く」という意味がありますが、手へんがつくことにより「自分の意志以上の力で動かされる」というニュアンスが含まれることになります。
発音が同じ「動かす」と同じ意味で使われることもあります。
「蚍蜉大樹(ひふたいじゅ)を撼かす(動かす)」は「蚍蜉(アリ)」が大木を動かそうとするように、身の程をわきまえず大それたことを行うたとえとして使われています。
現代ではあまり使われることはありませんが「撼かす」の読み方を是非覚えておいてくださいね。