今回の難読漢字は「勤しむ」「椏」「自棄」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「勤しむ」
「勤しむ」の読み方をご存じでしょうか?
「勤める」は「つとめる」と読むため「つつしむ」と読んでしまった方がいるかも知れません。
「つつしむ」は「慎む」と書くので注意しましょう。
では「勤しむ」は何と読むか、あなたにはわかりますか?
「勤しむ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇しむ」の4文字です。
- 一生懸命何かに励むことを言います。
- 任せられた業務に勤しむ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「勤しむ」の読み方!正解は!?
正解は「いそしむ」です!
「勤」という漢字には「働く」「励む」といった意味があるため、「勤(いそ)しむ」は「一生懸命働く」「何かに励む」といった意味になります。
そもそもは古語に「いそし」という言葉があり「勤勉」「まじめに勤める」といった意味を持っていました。
そこへ、意味の似た「勤」の字を用いて「勤しむ」と表記されたようです。
例文としては、
- 受験を控え、ひたすら勉学に勤しんでいる。
- 新しい画材を購入して日々絵画に勤しんでいるらしい。
- 夢を叶えるため貯金に勤しんでいます。
などがあります。
2問目はこの漢字!「椏」
本日の難読漢字クイズは…
「椏」です!
「姫(ひめ)」や「唖(おし)」に似ていますが左側が「木」です。
早速ヒントを見て考えてみましょう!
「椏」の読み方のヒントは?
ヒント1.「椏」をひらがなにすると、4文字になります!
ヒント2.海外には「悪魔の子は椏から生まれる」という言い伝えがあるそうです。
ヒント3.日本でも「人の情を解せない人」を「椏から生まれたような」といいます。
ヒント4.森に入って椏を見て回れば、鳥の巣が見つかるかもしれません!
正解は…
正解は「きのまた」でした!
1本の木の枝が、いくつかに分かれた部分のことです。
一般的には「木の股」と書くでしょう。
「椏」の音読みは「ア」、訓読みは「きのまた」「また」、12画の漢字です。
「椏」は立ち木をあらわす「木」と、建物の土台や王族の墓、または「引き継ぐ」をあらわす「亞」が組み合わさった会意兼形声文字です。
「三椏(みつまた)」とは?
樹皮が手すき和紙の材料となる「みつまた」というジンチョウゲ科の木があります。
植物の「みつまた」は、「三椏」または「三叉」という漢字を使います。
しかし昔の日本文学などでは、「三」を取り除いた「椏」だけを「みつまた」と読ませるケースも見受けられます。
最後はこの漢字!「自棄」
「自棄」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「私なんて・・・。」と自暴自棄(じぼうじき)になる事は、自ら自分の身体を損なう行動をし、自分を見捨ててしまう事です。
しかし今回の漢字クイズは、(じき)以外の読み方をお答えください。
さて、「自棄」だけではなんと読むでしょうか?
「自棄」読み方のヒントは?
「自棄」も、自暴自棄と意味はよく似ています。
自棄が自分を見捨てることという意味だからです。
「自棄」は自分が思うように事が進まなくて、イライラして、もうどうでもいいと思ってしまう事です。
「自棄を起こす」
「自棄くそになる」
「自棄になって全部暴露してから去る」
「自棄になって捨て台詞を言う」
などなど。
自棄になることは、自分の将来の芽を摘み取ってしまう事でもあり、よっぽどでなければなかなか自棄にはなりません。
自分自身に失望し、自分自身を見捨ててしまう事なので、少しでも将来の自分を考えている時には自棄にはならないでしょう。
しかし、幼稚園前の子どもはよく自棄を起こします。
それはまだ甘えん坊の子どもだからです。
ひらがなにすると「〇〇」です。
さあ、もうわかりましたか?
「自棄」の読み方の正解は?
正解は・・・
「やけ」
です!
大人になると自棄になることはあまりありませんが、自棄食い(やけぐい)は経験あるんじゃないでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。