今日の難解漢字は
「囹圉」
「電気石」
「頑魯」
「烙印」
「仰」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「囹圉」です!
「囹圉」と書いて、なんと読むか分かりますか?
囲われた令と幸せと見ると、箱入り娘などを彷彿させてしまいますが全く違います。
囲われている中で、号令や命令を聞きながら幸せを閉じ込められるイメージです。
「囹圄」とも言いますが、意味は同じです。
ますます意味が分からなくなったかもしれませんが、「囹圉」はあまり使われない言葉ではあるものの、誰もが納得する漢字です。
さて、「囹圉」のヒントを見て行きましょう。
「囹圉」読み方のヒントは?
「囹圉」は、悪いことをした人を捕まえて閉じ込めておく場所です。
俗にいう牢屋(ろうや)の事であり、現在の刑務所の事です。
囲われていた方が幸せなのか、不幸なのかはわかりませんが、命令を聞かなくてはいけない事は確かですね。
さて、読み方ですが現在ではあまり使われていないので、わかる人も少ないかと思います。
「囹圉」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もっというと「〇いぎょ」です。
さあ、もうわかりましたか?
「囹圉」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「れいぎょ」
です!
秘密の隠語として使うのもいいかもしれませんね!
機会があったら使ってみましょう。
2つ目の漢字は「電気石」です!
バラエティで見かけることのある「電気椅子」や銭湯にある「電気風呂」など、「電気」とつくと何だかビリビリ怖そうなイメージになりますよね。
ただ、「電気石」はビリビリしません!
とっても綺麗な石・・・そうです、宝石なんです。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「電気石」の読み方のヒントは・・・?
「電気石」という宝石の特徴を紹介します。
「電気石」は、ホウ素を主要構成元素としている「ケイ酸塩鉱物」の1つです。
色は宝石を特定する重大ヒントになりますが、残念ながら「電気石」は、赤・青・緑・褐色・黒など・・・さまざまな色があるんです。
ただ、これは大きなヒント!
「電気石」は、10月の誕生石なんです。
これで分かる人もいるのではないでしょうか?
「電気石」の読み方の答えは・・・
正解は、「トルマリン」でした!
トルマリンは、さまざまな色を持ち、光沢があって艶やかなのが魅力の宝石です。
「電気石」というのはトルマリンの和名なんですが、なぜそんな和名が付けられたのでしょうか?
それは、トルマリンはごくわずかではありますが電気を帯びている石だからです。
実際は空気中の微粒子のもつ電気と相殺されるので、トルマリンを持ったからといってビリビリしませんのでご安心ください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「頑魯」です!
本日の難読漢字クイズは「頑魯」!
あなたは何と読みますか?
日本の宗教学を勉強した人は知っているかも…
「頑魯」の読み方のヒントは?
1.「頑魯」をひらがなにすると3文字になります。
2.誰でも多かれ少なかれ、「頑魯」な一面があるでしょう。
3.ポジティブな意味で使われるケースはありません。
正解は…
正解は「がんろ」でした!
意味は、頑固でものの道理をわきまえないこと、頑なで愚かな様子をいいます。
同じ意味の言葉に「頑愚(がんぐ)」があります。
「頑」は素直でなく、心がねじけて間違った考えに固執しているさま。頑固の「頑」ですね!
「魯」は愚かな様子や反応が鈍いことをあらわします。
ちなみに、昔の日本ではロシアを「魯西亜」と当て字で書いていました。
しかし「魯」のイメージが良くないとロシアからクレームを受け、最初の当て字を変えて「露西亜」に直したといわれています。
若いうちは無知で愚かな「魯」、年を取って頑なな「頑魯」に、そうならないよう気を付けましょう。
浄土教の祖として知られる源信僧都(げんしんそうず)は法然や親鸞に影響を与えた偉大な僧でしたが、「予が如き頑魯の者」という自戒の言葉を後世に残しています。※「往生要集」より
4つ目の漢字は「烙印」です!
「烙印」の読み方をご存じでしょうか?
「烙」は「各(かく)」という字に似ていますが「かくいん」と読むのはもちろん間違いです。
日常的によく耳にする言葉なので、漢字をご存じの方も多いかもしれませんね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「烙印」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 鉄製の印を焼いて物に押し当て、しるしを付けること。
- 彼は犯罪者の烙印を押された
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「烙印」の読み方!正解は!?
正解は「らくいん」です!
ヒントで紹介したように「烙印(らくいん)」とは、鉄製の印を焼いて、物に押し当てること。
または、その跡をいいます。
昔は奴隷や罪人のしるしとして、烙印を押されることがありました。
烙印の跡は消し去ることができないため「消えることのない汚名」という意味でも使われます。
以下は例文です。
- 秘密を漏らしてしまったため「裏切者」の烙印を押された
- これ以上ミスをすると「能なし」の烙印を押されてしまうよ
- 大事な試合に負けて「負け犬」の烙印を押される
不名誉な烙印だけは押されないように、気を付けたいものですね。
5つ目の漢字は「仰」です!
「仰」の読み方をご存じでしょうか?
「仰々(ぎょうぎょう)しい」の「ぎょう」や「仰(あお)ぐ」の「あお」ではありませんよ。
「仰」の一文字でばっちり意味が通じる読み方があるのです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「仰」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 「最初」という意味
- 「彼女は、〇〇〇からとんでもないことをいい出した」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「仰」の読み方!正解は!?
正解は「のっけ」です!
「最初」「一番初め」といった意味で「のっけ」という言葉は日常的に使われていますが、漢字は知らない方が多いでしょう。
正解できた方はすばらしいですね!
「仰」という字には、大きく分けて以下の2つの意味があります。
- あおぐ、見上げる、あがめる、うやまう
- おおせ、言いつけ
また、「仰」の字は読み方もたくさんあります。
仰(あお)ぐ、仰(あおの)く、仰(おお)せ、仰(おっしゃ)る、仰天(ぎょうてん)、仰け反る(のけぞる)など
しかし、今回の「のっけ」という読み方は、意味的にも読みとしてもかなり特殊だといえるでしょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!