今回の難読漢字は「越冬」「廃る」「囀る」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「越冬」
越す冬と書いて「越冬」、なんと読むか分かりますか?
昆虫は卵のままだったり、サナギの姿で冬を越すものもあります。
動物に関しては冬ごもりしたりと、生き物たちが工夫して冬を乗り越えることです。
人間でも南極で過ごす時や、災害で住居が無い場合「越冬」と使います。
もちろん(こしふゆ)ではありません。
さて、「越冬」と書いてなんと読むでしょうか?
「越冬」読み方のヒントは?
境界線や国境を越えることを「越境」と言います。
不法に他国に侵入することを「越境して亡命する」などと使います。
身近では、他の学区の学校に入ることを「越境入学」などと言い、
遠くから通ってくる子の事を「越境」と略して言ったりします。
「越境」が読めれば簡単ですね!
でも、(えっふゆ)ではありませんよ。
「越冬」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さあ、もうわかりましたか?
「越冬」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「えっとう」
です!
ちなみに、渡り鳥などが暖かい国に向かって飛んでいくのも、一種の越冬です。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「廃る」
「廃る」と書いて、なんと読むか分かりますか?
廃棄(はいき)や廃墟(はいきょ)の「廃」ですが、(はいる)ではありません。
でも、イメージとしては合っていると思います。
そしてよく使われる言葉でもあります。
さて、「廃る」と書いてなんと読むでしょうか?
「廃る」読み方のヒントは?
「廃る」の意味は、物事が衰えてしまってダメになるという事です。
古くなってしまい、使い物にならないという意味でも使います。
一番よく聞くのは「流行り廃り」かも知れません!
他にも「男が廃る」「名が廃る」など、使う事は多いですね。
一時は流行りに乗って行列ができていたのに、ブームが去って暇そうになったお店の事を「廃れたお店」といいます。
なんとなくわかりましたでしょうか?
「廃る」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇る」です!
さあ、もうわかりましたか?
「廃る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すたる」
です!
時間と共に廃るのは抗いようがないのかも。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「囀る」
「囀る」・・・画数が多くて、読み方も想像がつかない漢字ではないでしょうか?
でもよく見てみると、「囀」という漢字は「口+車+専」に分解できますね。
だからって「いくるませんる」とは・・・読みません。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「囀る」の読み方のヒントは・・・?
「くちへん」の漢字なので、口に関係する言葉のようですね。
しゃべる?うなる?
でもしゃべるは「喋る」、うなるは「唸る」という別の漢字で表します。
そこでヒント!
「囀る」はずばり、鳥の鳴き声を表す漢字なんです!
読み方はひらがなで「〇〇〇る」の4文字ですよ。
「囀る」の読み方の答えは・・・
正解は、「さえずる」でした!
「囀」という漢字は、「くちへん」と「轉」という漢字からできています。
「轉」は「轉る(ころがる)・轉す(ころがす)」という意味がある言葉。
玉が転がるようにコロコロと軽やかに続けて鳴くイメージなのでしょう。
ちなみに「囀る」という言葉は、小鳥にしか使われないのはご存知でしょうか?
大きな鳥には使わない言葉なので注意しましょう。
またしきりに鳴いている様子から、次のようなシチュエーションの時にも「囀る」が使われます。
- 早口で口数多くしゃべる人を軽蔑している時
- 地方の人の訛りや外国人のしゃべっていることが分からない時
確かに、無邪気に囀る小鳥は可愛いですが、ぺちゃくちゃ囀り続ける人には辟易してしまいますよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!