今日の難読漢字は、
「波布」
「穿山甲」
「食蟻獣」
の3問です!
この3つの漢字の読み方、分かりますか?
さらにこの3つの漢字には、ある共通点があるので、それも考えてみてください!
目次
難読漢字第1問は「波布」
「波布」という漢字、「波(なみ)」と「布(ぬの)」はどちらも簡単な漢字ですよね。
でも「波布」と書いて「なみぬの」とは・・・残念ながら読まないんです。
普段使わない漢字だし、とっても意外なものを表す漢字なので知っている人は少ないかもしれません。
何と読むのか?さっそく行きましょう!
「波布」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
波を「なみ」、布を「ぬの」と読むのは「訓読み」ですよね。
この2文字を、「音読み」してみてください!
波は・・・?
布は・・・?
音読みが分かれば、答えにぐんと近づきますよ。
「波布」の読み方の答えは・・・
正解は、「はぶ」でした!
「波布(はぶ)」とはその名の通り、猛毒を持つ毒蛇です。
頭部が大きく、三角形をしているのが特徴。
日本にも、奄美・沖縄諸島に生息していることで知られています。
ハブとマングースのショーは、沖縄観光の定番にもなっていますよね。
毒蛇の波布(はぶ)のほかに、「波布(はぶ)」と書く物があります。
それは、波が描かれた歌舞伎の大道具です。
猛毒を持つ毒蛇と歌舞伎の大道具、全く違う2つが全く同じ漢字と読み方だなんて面白いですね。
難読漢字第2問は「穿山甲」
「穿山甲」・・・何だかどこかの地名のような?どこかの山のような?
そんな風に見える漢字ですが、残念ながら違います!
意外な、とっても可愛い(!?)ものの名前なんですよ。
何と読むのか?
さっそく見ていきましょう!
「穿山甲」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「穿山甲」はずばり、動物の名前です!
「甲羅(こうら)」の「甲」の漢字がついているとおり、甲羅に覆われている動物です。
アルマジロによく似ているけれど、アルマジロとは別の動物です。
読み方はひらがなで「〇ん〇んこう」の6文字です!
考えてみてくださいね。
「穿山甲」の読み方の答えは・・・
正解は、「せんざんこう」でした!
穿山甲(せんざんこう)は、全身の毛が変化したうろこに覆われた、哺乳類で唯一うろこを持つ動物です。
このうろこは珍しい伝統薬の原料となるため、「世界で一番密猟される動物」と言われているんですって・・・
そんな穿山甲(せんざんこう)は絶滅危惧種に指定されていて、毎年2月の第3土曜日が「世界センザンコウの日」に制定されています。
日本ではあまりなじみのない動物ですが、この機会にチェックしてみてくださいね。
難読漢字最終問題は、「食蟻獣」
「食蟻獣」って、何だか特撮ヒーローものに出てくる敵の恐ろしい怪獣みたいな名前に思えませんか?
でも、それは残念ながら違います。
逆に、とってもユニークで可愛らしいものの名前なんですよ!
何と読むのか?さっそく見ていきましょう!
「食蟻獣」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
ヒントはずばり、漢字にあります。
漢字をよく見てみてください。
真ん中の「蟻(あり)」という漢字が大きなヒントですよ。
「蟻(あり)」を「食(た)」べる「獣(けもの)」とは・・・
もう、分かりましたよね?
「食蟻獣」の読み方の答えは・・・
正解は、「ありくい」でした!
食蟻獣(ありくい)は、中南米に生息する、長い口元が特徴的な動物です。
この長い口元で、シロアリやアリを食べることから「食蟻獣」という漢字が当てられているんですね。
あくまで当て字であって、「食蟻獣」の漢字はどう考えても「ありくい」とは読めませんよね・・・
食蟻獣(ありくい)には歯がなくて、蟻塚につっこんだ舌にくっつけた蟻は、そのまま飲み込むんですって!
人間の数十倍も鋭い嗅覚で蟻の居所を見つけるというから、驚きの生態ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!