漢字読み講座

【今日の難読漢字】「華押」「鍔迫り合い」「粗忽者」全部読めたら漢字マスター!「華押」を「はなおし」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「華押

「鍔迫り合い」

「粗忽者」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「華押」!

「華押」は、漢字自体は簡単。

そのぶん「はなおし」と呼んでしまいがちですよね。

これは不正解です!

 

ヒントとしては、3文字で読む言葉。

さらに、とある有名な企業の名前と同じ読み方をします!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「華押」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「かおう

です!

 

「華押」は、

「古文書の中で使われる署名の代わり書かれる記号」という意味の言葉です!

 

古文書は「草書」という崩し文字で書かれていますよね。

その延長で自分の名前を崩して書いたものなのですが、

あまりに崩されていて、記号のように見えてしまうのです。

 

記号のような表記が、かえって他の人との差別化を図ることができ、

次第に「わざと崩して」図案や紋様のような記号を考案していったのだとか。

 

日本では江戸時代ごろまでによく使われていましたが、

中国やイスラム圏でも、同様の記号のようなものがあるのだとか。

 

やや難しい言葉ですが、知識として知っておけばかっこいい言葉です。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「鍔迫り合い」!

「鍔迫り合い」は、「鍔」が難しいですよね。

これは、剣のとある部位の名前です!

 

時代ものの小説や、剣が出てくる映画などでよく見聞きする言葉です。

剣道をやられている方にとっても簡単な問題かも?

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「鍔迫り合い」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「つばぜりあい

です!

 

「鍔迫り合い」は、

「お互いにお互いの振った刀を鍔で受け止め、押し合う」という意味です!

 

剣士や侍が出てくるような映画で、

剣と剣を挟んでお互いが睨み合うシーンを見たことはありませんか?

火花が散ったりライバル感が出ていたりと、熱いシーンですよね。

あの「剣で押し合う」状態のことを「鍔迫り合い」というのです。

 

「鍔(つば)」とは、刀の刃と持ち手の境目にある円盤状のもののこと。

本来は剣の刃同志を合わせることではなく、鍔でいなすことを指します。

 

現在は「剣で押し合う」状態から転じて、

「白熱した戦い」のことを鍔迫り合いとも言いますよ。

 

一度わかると簡単なこの言葉。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「粗忽者」!

「粗忽者」は、「粗」と「者」は簡単ですよね。

おそらく思い浮かべている読み方で合っています!

 

問題は「忽」。

「そう」や「ほう」と読む方が多い漢字です。

このどちらも間違い!

ヒントは「恍惚」の「惚」と同じ読み方ですよ!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「粗忽者」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「そこつもの

です!

 

「粗忽者」は、

「そそっかしい人」「おっちょこちょいな人」という意味の言葉です!

 

もともと「粗忽」に「そそっかしい」「軽率」「軽はずみ」という意味があります。

「粗忽」だけだと、かなりネガティブなイメージの言葉です。

 

それに対して「粗忽者」は「おっちょこちょい」という印象が強い言葉です。

「憎めないやつ」というニュアンスが含まれるので、

なんだかチャーミングさも感じさせます。

 

二枚目キャラとは違い、人間臭さを感じる弟分キャラは「粗忽者」と呼ばれていますよ。

 

聞きなれない言葉ですが、意味も含めると覚えやすい「粗忽者」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

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toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!