今回の難読漢字は「際疾い」「佞言」「醶い」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「際疾い」
「際疾い」読み方のヒントは?
「際疾い」読み方のもうひとつのヒントは?
「際疾い」の読み方、正解は・・・
2問目はこの漢字!「佞言」
本日の難読漢字クイズは「佞言」です!
「妄言(もうげん)」ではありません。
1文字目が難しいですね…
早速ヒントを見てみましょう!
「佞言」の読み方のヒントは?
1.「佞言」をひらがなにすると4文字になります。
2.『「云っても宜しい、彼は謟い武士じゃ、佞言甘くして蜜の如しで、』三遊亭円朝「菊模様皿山奇談」より引用
3.「佞言」は耳に心地いいのですが、注意しなくてはいけません!
正解は…
正解は「ねいげん」でした!
表面上だけこびへつらう言葉、おべっかのことなので、ポジティブな使われ方はしません。
「佞(ねい)」は、「おもねる」「よこしま」「口先がうまい」という意味の漢字です。
「佞言」と似ている言葉に、佞巧(ねいこう)・佞人(ねいじん)・佞弁(ねいべん)・奸佞(かんねい)・邪佞(じゃねい)などがあります。
どれも心がねじ曲がった悪がしこい人物が、へつらっている様子を意味します。
「佞言」を使った熟語
佞言絶つべし!:マンガ「蒼天航路」で、三国志でおなじみの関羽が張角に向かって言い放った言葉。「おべっかはやめろ!」というニュアンスです。
佞言は忠に似たり:こびへつらう佞言は、誠実な言葉に似ているので警戒しなくてならないという戒めの言葉。
最後はこの漢字!「醶い」
「醶い」は、「酷い(ひどい)」と間違われやすい漢字です。
でもよく見ると違う漢字だと分かりますよね。
昔からある漢字ですが、実は近年、若者言葉としてよく使われている言葉でもあるんです!
さっそく読み方を探っていきましょう。
「醶い」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「醶い」の意味をヒントにします!
「醶い」は平安中期から「アクが強く喉がいがらっぽい感じがする」という意味で使われている古い言葉の1つです。
さらに江戸時代頃になると「きつい」「厳しい」という比喩的用法でも使われるようになりました。
読み方はひらがなで「〇〇い」の3文字です!
さあ、分かりましたか?
「醶い」の読み方の答えは・・・
正解は、「えぐい」でした!
平安中期から使われ、江戸時代頃には意味が拡大してきた「醶い(えぐい)」ですが、最近若者の中で「ヤバい」と同じようなニュアンスで「エグい」と使われていますよね。
言葉は時代によって変化したり、意味がプラスされたりすることが分かります。
現在使われる「エグい」を「喉のいがらっぽい感じ」だと解釈していると笑われてしまうかもしれません・・・
難しいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!