今日の難読漢字は、
「烏骨鶏」
「怪鴟」
「軽羹」
の3文字です!
一体何と読むのか・・・
早速チャレンジしていきましょう!!
目次
難読漢字第1問は、「烏骨鶏」
「烏骨鶏」・・・
この漢字3文字でできた単語の中に、「鳥」も「鶏」も含まれているんだから、絶対に「とり」の名前!
そう思ったあなたは、するどい!
その通り「とり」ではあるんですが、どんな「とり」なんでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「烏骨鶏」の読み方のヒントは・・・
それではヒントです!
「烏骨鶏」の漢字をよくよく見直してください。
「烏骨鶏」の1文字目は、「鳥(とり)」ではないんです!!
「鳥」ではなく、「烏(からす)」なんですよ。
横線が一本ないのがわかりますよね。
そして「鳥(とり)」が鳥類全般を指すのに対し、「鶏」は「にわとり」の仲間を指すんです。
つまり「烏(からす)の骨(ほね)の鶏(にわとり)」というわけです。
どんな鶏(にわとり)なんでしょう?
「烏骨鶏」の読み方の答えは・・・
正解は、「うこっけい」でした!
烏骨鶏(うこっけい)は、白いふわふわな毛でおおわれた鶏です。
ところがそのふわふわな毛の中、骨はまるで烏(からす)のように真っ黒なんですって!
だから「烏(からす)のように黒い骨(ほね)の鶏(にわとり)」という意味の「烏骨鶏」という名前なんですよ。
難読漢字第2問は、「怪鴟」
「怪鴟」は、ある鳥を表す漢字です。
ただ、なぜ「怪(あや)しい」という漢字がつくのでしょうか?
何だか怪しい鳥を連想してしまいますよね。
何と読む、どんな鳥なんでしょうか?
「怪鴟」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
この鳥は夜行性で、夜に虫を探して飛ぶ夏鳥で秋には南方へと帰って行きます。
そのことから、夜に出歩く人を「怪鴟」と呼ぶんですよ!
江戸の街では、夜に鈴をつけた屋台をひいたそば売りが「怪鴟そば」と呼ばれていたんだとか。
読み方はひらがなで「〇〇〇」ですよ。
考えてみてください。
「怪鴟」の読み方の答えは・・・
正解は、「よたか」でした!
「怪鴟」はヨタカ目ヨタカ科の鳥で、体長約29㎝。
体全体に茶褐色の細かい模様があって、くちばしが小さいのが特徴です。
「怪鴟」のほかに、「夜鷹」「蚊母鳥」という漢字も使われます。
このように実在する「怪鴟」ですが、平安時代に斎藤彦麻呂によって作られた辞書『和妙類聚抄』には妖怪として掲載されているんだとか!
黄昏時、道端に伏していて人が通ると立って現れ移動し、人がいなくなると伏すのを繰り返す妖怪なんだとか。
「怪」の文字が使われているのは、そんな経緯が関係しているのかもしれませんね。
難読漢字最終問題は、「軽羹」
「軽羹」は、何と読むのでしょう。
「軽」くて「美」しいから「かるび」?
体重が軽い方が美しいなんて、時代錯誤のルッキズム!?
いいえ!違います。
「美」ではなくて「羹」です。
それにしても「軽羹」って、何と読むのでしょうか。
さっそく見ていきましょう!
「軽羹」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「軽羹」の「羹」は、「美」ではなくて「羊羹(ようかん)」の「羹」です。
つまり、「軽羹」は「〇〇かん」です!
もう、分かりましたよね?
「軽羹」の読み方の答えは・・・
正解は、「かるかん」でした!
「軽羹(かるかん)」と聞いてピンときた方は、九州や沖縄地方出身の方かもしれません。
「軽羹(かるかん)」は、九州・沖縄地方特産の和菓子なんです。
自然薯をすりおろしたものに、砂糖やかるかん粉、卵白などを加えてさらに良く混ぜます。
よく空気を含ませてから蒸して完成です。
蒸すとふんわり軽くなることから、「軽羹(かるかん)」という名前が付きました。
薩摩藩第11代藩主であった島津斉彬が、保存食を発案するために江戸から呼び寄せたか職人が発案したお菓子だそうです。
今ではあんこを包んだ「軽羹まんじゅう」が人気なんですって!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。