「畚」を何と読みますか?
番、畜、畿…どれも違いますね。
早速ヒントを見てみましょう!
「畚」の読み方のヒントは?
1.「畚」をひらがなにすると「〇っ〇」となります。
2.昭和初期までの土木工事には「畚」が欠かせませんでした。
3.『やがて麦畑の隅へ、ドサリと畚を下ろした。』徳永直「麦の芽」より引用
正解は…
正解は「もっこ」でした!
「ふご」と呼んでも正解です。
「畚」は、縄や網で編んだ土などを運ぶカゴ。手で持ったり、担いだり背負ったりして土砂を運搬します。
「畚」の音読みは「ホン」、訓読みは「ふご」「もっこ」、漢検1級10画の漢字です。
ちなみに、同じ発音の「もっこ」は化け物や恐ろしいものを意味する秋田の方言です。
「畚」を使った日本語
煽てと畚には乗り易い(おだてともっこにはのりやすい):おだてには乗りたくないという意味。江戸時代の畚は死刑囚を運ぶのにも使われたことから。
当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる):当てにしていた事は相手の都合で外れることが多いという意味。越中褌は身体の前から外れやすいので。
畚部洞窟(ふごっぺどうくつ):北海道余市町の洞窟。続縄文時代後半に彫られたとされる岩面刻画、土器や骨角器、炉跡などを見学できる。