本日の難読漢字クイズは…
「迷迭香」「畬」「恂に」です。
ぜひチャレンジしてください!
目次
1個目の漢字はこれ!「迷迭香」
「迷迭香」を何と読みますか?
「めいてつこう」と読みたくなりそうですが…
早速ヒントを見てみましょう!
「迷迭香」の読み方のヒントは?
1.「迷迭香」をひらがなにすると、6文字になります。
2.コクのある甘い香りがします。
3.『さ、涙を乾かして、迷迭香を死骸に揷ましゃれ。』ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より引用
正解は…
正解は「まんねんろう」でした!
「迷迭香」とは、ローズマリーのことです。
花言葉は『私を思って・追憶・思い出・静かな力強さ』
ハーブとして有名ですね。
料理では肉料理の臭み消しによく使われます。
アロマとしては、記憶力や集中力を高める効果があるとされています。
「迷迭香・ローズマリー」は地中海沿岸地方原産のシソ科の低木。
ローズマリーの学名は「Rosmarinus」と書き、「Ros」はしずく、「marinus」は海の、と訳します。
海の近くに生えていることが多く、青紫の花がしずくのように見えることが名前の由来です。
「迷迭香」の語源は?
最後に「迷迭香」の語源について紹介します。
ひとつは、中国語の「迷迭香」が、そのまま和名になったという説。
もうひとつは、「常に香りがする」から万年香(まんねんこう)と呼ばれ、「こう」が「ろう」に転じたという説です。
2個目の漢字はこれ!「畬」
「畬」を何と読みますか?
「畬」という漢字、目にする機会は少ないですね。
3つのヒントで考えてみましょう!
「畬」の読み方のヒントは?
1.「畬」をひらがなにすると、4文字になります。
2.「畬」をフランス語にすると「couper et brûler」、イタリア語では「taglia e brucia」です。
3.「畬」農業は時代と共に減少しました。
正解は…
正解は「やきはた」でした!
「畬」とは、雑草を焼いてならした耕作地です。
一般的には焼き畑、または焼畑と書くことが多いでしょう。
「畬」という漢字について
「畬」という漢字は「余」と「田」で構成されています。
「余」には、邪魔なものを押しのける、ならす、という意味があります。「田」は耕作地(田んぼ)のタです。
「畬」の音読みは「ヨ」「シャ」、訓読みは「あらた」「やきはた」、漢検1級12画の漢字。
「あらた」と読む場合は新しい田、開墾して2、3年目の田を意味します。
「畬」は、なかなか難しい漢字ですね。難読地名としても有名で、東京都には「作ヶ畬」という小字(こあざ)があります。※小字:町村の字(あざ)のもっと細かい単位。
さて、「作ヶ畬」の読み方は…「さくがあらく」でした!
こちらも読めたらすごいです。
3個目の漢字はこれ!「恂に」
「恂に」を何と読みますか?
「じゅんに」以外の読み方で答えてくださいね。
目指せ!漢字マスター!
「恂に」の読み方のヒントは?
1.「恂に」をひらがなにすると「〇〇〇に」です。
2.「恂に」の類義語には「実に」「ほんに」「まさに」などがあります。
3.『逃げてゐるのか恂にハッキリしてゐないが、』坂口安吾「をみな」より引用
4.ビジネス用語や冠婚葬祭の挨拶に使われることが多いでしょう。
正解は…
正解は「まことに」でした!
「恂に」以外の漢字では「誠・真」があります。
誠に申し訳ございません、この彫刻は真に美しい、のように格式張ったシチュエーションで使われますね。
「恂」の音読みは「ジュン」「シュン」、訓読みは「恂れる(おそれる)」「まこと」「恂く(またたく)」、漢検1級9画の漢字です。
人名漢字ではないので、名付けには使用できません。
「恂」を使う熟語
恂恂(しゅんしゅん・じゅんじゅん):まことのあるさま、真面目なさま
恂恂如(じゅんじゅんじょ):優しく穏やかで謙虚な様子
恂然(じゅんぜん):不安になったり心配したりする様子、恐れて慌てる様子
※恂然(じゅんぜん)と同じ読みに「純然」がありますが、意味は全く違うので注意しましょう。