漢字読み講座

【難読漢字】「儲嗣」の読み方は?もうけることではありませんが・・・

「儲嗣」の読み方をご存じですか?

「儲」には「もう(ける)」という読み方がありますが「もうし」ではありません。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「儲嗣」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ち○」の3文字
  2. 読みです
  3. 「もうける」こととは関係ありません

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「儲嗣」の読み方、正解は・・・


正解は

「ちょし」

です!

「儲」という字は「もうける、たくわえる」という意味がありますが「あとつぎ」「皇太子」という意味もあります。また「嗣」にも「あとつぎ」という意味があるため、「儲嗣」は「天子・君主の世継ぎ」という意味になります。だいたいは「皇太子」をあらわす言葉と考えて問題はないでしょう。

何故「儲」が「皇太子」という意味になるのか

しかし「もうける、たくわえる」という意味の「儲」に何故「皇太子」という意味があるのでしょうか。

これは「たくわえる」という意味が「跡継ぎとして備えておく人」という意味に転化したためと言われています。かつては跡継ぎが生まれなかったことにより皇位継承でトラブルが発生したことも多くありました。国の安定という意味でも「皇太子」の存在はとても重要だったと言えますね。

この機会に是非「儲嗣」の読み方を覚えてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。