今回の難読漢字は「淼淼」「雪垂」「宵宮」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「淼淼」
「淼淼」の読み方をご存じでしょうか?
「水」という字が6個も使われていますが「みずみずみず…」ではありません。
となると…?これはかなり難しいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「淼淼」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 水面が果てしなく続くこと
- 「淼淼たる大海原」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「淼淼」の読み方!正解は!?
正解は「びょうびょう」です!
「淼淼(びょうびょう)」とはヒントで示したように、水面が果てしなく続くさまを表す言葉。
同じ読みをする熟語に「渺々(びょうびょう)」と「眇々(びょうびょう)」がありますが、意味が少しずつ異なります。
- 渺々:果てしなく広い
- 眇々:果てしなく広い、とても小さい、取るに足らない
「渺々」は果てしなく広い様子を表す言葉ですが、「淼淼」は水面にしか使えないのに対して、陸地や空など色々な場面で使える点が異なります。
また、「眇々」の方は「とても小さい」「取るに足らない」といった「果てしなく広い」とは逆の意味にも使うことができる点が異なっています。
ただし「眇々」は主に「小さい」場合に使われることが多いでしょう。
2問目はこの漢字!「雪垂」
「雪垂」の読み方をご存じでしょうか?
「雪が垂(た)れる」と書きますが、「ゆきだれ」と読むのはもちろん間違いです。
字面からも、美しい日本の冬を表す言葉というイメージが伝わってきますよね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雪垂」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 木の枝や軒先から雪が落ちること
- 「垂り雪」も同じ意味です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雪垂」の読み方!正解は!?
正解は「ゆきしずり」です!
「雪垂(ゆきしずり)」とは、ヒントでも紹介したように「木の枝や軒先から雪が落ちること」または「木の枝や軒先から落ちた雪」をいいます。
ちなみに、ヒントの3つめの「垂り雪」は「しずりゆき」と読みますよ。
雪が垂(た)れ落ちることなので「ゆきだれ」でも意味はわかりますが、やはり「ゆきしずれ」と読んだ方が響きが美しくて情緒がありますね。
「垂」という字は「垂れる」と書いて「しだれる」とも読むことができます。
「垂桜」と書いて「しだれざくら」と読むのも、同じく情緒があるといえますね。
最後はこの漢字!「宵宮」
「宵宮」の読み方をご存じでしょうか?
「しょうぐう」と読むのは間違いです。
「宵」という字は音読みで「しょう」と読みますが、今回は訓読みで考えてくださいね。
「宵宮」には2種類の読み方がるため、どちらを答えても正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「宵宮」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字または、「〇〇〇」の3文字
- お祭りの前夜に行う小さなお祭りのこと
- 「宵祭」「夜宮」「夜宮祭」などとも呼ばれます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「宵宮」の読み方!正解は!?
正解は「よいみや」または「よみや」です!
ただし、「夜宮」と書いても「よみや」と読むため、「宵宮」は「よいみや」と読まれる場合が多いでしょう。
宵宮とは、お祭りの前夜や数日前から行われる小規模なお祭りのことをいいます。
また、地方によっては祭り前日の「忌籠り(いみごもり)」(神事の前に汚れに触れないように家にこもること)を宵宮と呼ぶ場合もあるようです。