漢字読み講座

「老耄」「爽う」「垢穢」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「老耄」「爽う」「垢穢」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「老耄」

「老耄

これ、何と読むかわかりますか?

 

ちょっとネガティブな言葉なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「老耄」読み方のヒント!

 

「老耄」は、罵りの言葉の一種です。

現在は、自分自身のことを自虐的に言う場面でよく聞く言葉です。

 

「こんな老耄が出る幕はないよ」

というように使われます。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「老耄」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「おいぼれ

です!

 

「老耄」とは、

「加齢によって、身体能力が衰えたりぼけたりすること」を表す言葉です。

 

「この老耄め!」という罵り言葉は、

小説や漫画などでは見かけますよね。

 

現在は、上記もしたように自虐的に言う時によく使われます。

 

ドラマなどでは、

渋い職人役の方が「こんな老耄に仕事を頼もうってぇのかい?」

なんてカッコよく使うこともありますね。

 

難しい漢字の「耄」は、

「年老いてぼんやりすること」や「ぼける」ことを表しています。

ほかにも「酒に酔うこと」を指す場合もありますよ。

 

ちなみに漢字検定1級の漢字です。

読めたら自信を持って良いですよ!!

 

普段暮らしていると、使いたくないし言われたくもない言葉「老耄」。

意味も含めて覚えておいて、スマートに読めるようになりましょう!

 

2問目はこの漢字!「爽う」

「爽やか(さわやか)」という漢字は、「颯爽(さっそう)」「爽快(そうかい)」など、さっぱりして気持ちが良い印象を与えます。

「爽やかだね」と言われて嫌な気持ちになる人はいないのではないでしょうか?

涼しく爽やかな気候を「爽涼(そうりょう)」、すがすがしい秋風を「爽籟(そうらい)」など、天気を例える言葉も「爽」が使われているものは心地よさそうですよね。

そんな好印象の「爽」ですが、「爽う」は漢字検定1級レベルの高難度!

何と読むのかさっそく見ていきましょう。

「爽う」の読み方のヒントは・・・?

形容詞として使うと「さわやか」「あきらか」などと良いイメージの「爽」ですが、実は動詞として使われるときは全く別の意味になるのです。

動詞として使われたときは、「違う」「過つ」「敗る」の意味になるのです。

「二つに割れて符合しない」「調子が狂う」「バラバラになる」というような意味でも使われます。

そして「爽う」の読み方は、ひらがなで「〇がう」の3文字です。

考えてみてください!

「爽う」の読み方の答えは・・

正解は「たがう」でした!

「爽う」と書いて、意味は「違う(たがう)」と同じになります。

漢字の意味は1つではなく、様々な印象の意味が混在しているなんて奥深いですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

最後はこの漢字!「垢穢」

「鮪」はマグロ、「鯵」はアジ、「鮭」はサケ・・・

魚の名前には大部分のものに「さかなへん」がついていますよね。

難読漢字にも「さかなへん」の付く漢字が出題されることも多々あります。

ところが今回の問題、「垢穢」は魚の名前なのに「さかなへん」が付きません!

何という魚なのか、探っていきましょう。

「垢穢」の読み方のヒントは・・・?

それでは、ヒントです!

「垢穢」の読み方は、ひらがなで「〇〇」の2文字です。

さらに大ヒント!

「垢穢」は、スタミナがあって高級な魚として知られています。

鍋にして食べると絶品の魚です。

最後に大・大ヒント!

「垢穢」は別の漢字で「九絵」と書きます。

読み方は同じなので「垢穢」が読めなくても「九絵」が読めれば・・・

わかりましたよね?

「垢穢」の読み方の答えは・・・

正解は、「くえ」でした!

「垢穢(くえ)」は、スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属クエ種の大型魚です。

「垢穢」は、「くえ」のほかに「こうあい」とも読みます。

そして「垢穢(こうあい)」というのは「垢がたまって汚れている様子」を表す言葉です。

「垢穢(くえ)」は茶褐色に白色の雲状の斑点が特徴の魚です。

その模様が垢で汚れているように見えることから、「垢穢(くえ)」と読まれるようになったんですって。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!