今日の難解漢字は
「颪」
「擦過傷」
「司司」
「礎」
「嫡子」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「颪」です!
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「立」と「風」が合体して、「颯(はやて)」。
「山」と「風」が合体して、「嵐(あらし)」。
それでは、「下」と「風」が合体すると、何という漢字なんでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
「颪」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはずばり、「颪」の漢字です!
「下」に向かって吹きおろす「風」を意味する漢字が「颪」なんです。
そんな風を何と呼ぶか、分かりますか?
さらにヒント!
六甲山系から吹き降ろす風の事を「六甲颪」と言います。
阪神タイガースの球団歌に「六甲〇〇〇」という歌があって、歌い出しが「六甲〇〇〇に颯爽と~♪」です。
この歌は、知っている人も多いのではないでしょうか?
「颪」の読み方の答えは・・・
正解は、「おろし」でした!
山から吹きおろす風が「颪」ですが、「六甲颪」の他にも有名なのが「赤城颪(あかぎおろし)」です。
「赤城颪」は群馬県の赤城山から吹きおろす風で、「上州からっ風」とも呼ばれます。
上州(群馬県)の名物のことを「上州名物かかあ天下とからっ風」というのは有名です。
群馬県で盛んな蚕業の主な担い手となり経済の主導権を握る女性、上州颪に代表される荒い気候が群馬名物なんですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「擦過傷」です!
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「擦過傷」と書いて、なんと読むか分かりますか?
誰でも一度は「擦過傷」を味わったことがあるのではないでしょうか。
子どものころによくあるケガの事です。
深い傷ではありませんが、いつまでも痛いイメージですね。
最近では、「擦過傷」のための画期的な絆創膏もあります。
さて、「擦過傷」と書いてなんと読むでしょうか?
「擦過傷」読み方のヒントは?
アスファルトや塀、固い土などと皮膚が物とすれ合ってできる傷の事です。
転んで「擦過傷」ができてしまうと傷の範囲が広く、神経が皮膚の表面に多いためいつまでもヒリヒリと痛みます。
痛みながらもそのうちにかさぶたができ、いつの間にか治ってましたね。
今では、丁寧に小さなゴミや砂などを取り除いた後は、高機能タイプの絆創膏を貼ってモイストヒーリングにて皮膚の再生を行うので、かさぶたはできません。
その上きれいに治ります。
かなり画期的な絆創膏であり、傷もガードしてくれるので痛みも軽減します。
さて、読み方ですが「擦過傷」と書いて、ひとつは(さっかしょう)と読みますが、もっと使われている言葉があります。
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
実はイメージ通り、そのまま読んでも大丈夫なのです。
「擦過傷」の読み方、正解は・・・
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正解は・・・
「すりきず」
です!
(さっかしょう)でも(すりきず)でも正解です。
擦り傷(すりきず)もまた正解なのです。
「擦過傷」、経験したことありませんか?
3つ目の漢字は「司司」です!
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「司司」を何と読みますか?
「しし」でも「じじ」でもありません。
書くのは簡単な漢字ですが、読むのはなかなか難しい!
「司司」の良い方のヒントは?
1.「司司」をひらがなにすると6文字になります。
2.政界のニュースで耳にすることがあるかもしれません。
3.部下としては、「司司」な上司がいいですね!
正解は…
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正解は…
「つかさつかさ」でした!
「つかさづかさ」と発音しても正解です。
主に内閣と各省庁の行動指針に言及する際に用いられます。
省庁がそれぞれ最適な判断をして遂行することを意味しているため、トップダウンではなくボトムアップのマネージメントをあらわす際にも使われます。
「司司」という言葉、竹下登元首相がよく使っていたそうです。
「その問題に関しましては司司(つかさつかさ)にお任せしております」
竹下登元首相は、現場の判断に任せるボトムアップ型だったんですね!
「司(つかさ)」の漢字について
「司」の音読みは「シ」「ス」、訓読みは「つかさ」「司る(つかさどる)」、小学4年生で習う5画の常用漢字です。
口の部分は祈りの言葉、それ以外は祭りに掲げられた旗の象形、祭事を司ることを意味します。
司祭、宮司、司教、祈りに関連する熟語が確かに多いですね!
4つ目の漢字は「礎」です!
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「礎」の読み方をご存じでしょうか?
熟語としては「基礎(きそ)」「定礎(ていそ)」「礎石(そせき)」などいろいろありますが、全て音読みで「そ」と読むものばかりです。
しかし実は「そ」以外に訓読みの読み方があるんですよ。
さて、どんな読み方でしょう。
あなたにはわかりますか?
「礎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 何かの基礎や土台となる大切な存在のこと
- 「彼は近代日本文学の礎となった人物だ」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「礎」の読み方!正解は!?
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正解は「いしずえ」です!
「礎(いしずえ)」の本来の意味は、家などを建てるときに柱の下に置く土台の石のこと。
転じて、何かの基礎や土台となる大切なものや人を指して「礎」と呼ぶようになりました。
下は「礎」を使った例文です。
- 中学英語は英会話の礎になる
- 教育こそが国家の礎である
- 毎日のコツコツとした努力が大きな成功の礎となる
「礎」の類語としては、根幹、土台、基盤、根底、根本などがあります。
5つ目の漢字は「嫡子」です!
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「嫡子」
これ、何と読むかわかりますか?
普段の会話ではほとんど聞くことのないこの言葉。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嫡子」読み方のヒント!
「嫡子」は、戸籍や家系図などで見かける言葉です。
「嫡」の文字のつくりが「敵」「適」「滴」などで使われるので
「てきこ」と読んでしまっていませんか?これは間違いです。
同じような意味で「嫡出子」なんて言葉もあるのですが、
こちらの方が読みやすいかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「嫡子」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/02/4247942_m.jpg)
気になる正解は…
「ちゃくし」
です!
「嫡子」は、
「家督を継ぐ子ども」という意味の言葉です!
一般的には長男を指す場合が多いですが、
家業を継ぐ子どものことを言う場合もあります。
小説などで「嫡子」と書かれている時は要注意。
実は「正妻の子ども」という意味で使われているかもしれません。
時代小説やヨーロッパなどの王室を舞台にした作品で使われます。
対して妾や側室が産み、家督相続もしない子どものことは「庶子」と言います。
(法律用語では「非嫡出子」と書かれます。)
普段は使わないですが、知っていると小説やドラマの世界観を深く知れる言葉です。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!