今日の難解漢字は
「古老肉」
「一斤」
「神議る」
「四阿」
「傑物」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「古老肉」です!
「古老肉」・・・「古く老いた肉」と読めますよね。
何だかおいしく無さそうな肉に思えてしまいます。
ところがこれ、実はとってもおいしい料理の名前なんですよ。
由来を知れば、この漢字が使われている意味も納得できるはずです。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「古老肉」の読み方のヒントは・・・?
「古老肉」はずばり、中華料理です!
しかも、日本でもメジャーな中華料理の1つです。
日本でもメジャーな中華料理と言えば、「拉麺(ラーメン)」、「麻婆豆腐(マーボードウフ)」、「餃子(ギョウザ)」、「回鍋肉(ホイコーロー」などたくさんありますよね。
「古老肉」は、玉葱やピーマン、人参や豚肉をケチャップ風味の効いた甘辛いタレで炒めた料理です。
パイナップルを入れるかどうかでたびたび議論となる、あの料理ですよ・・・!
「古老肉」の読み方の答えは・・・
正解は、「すぶた」でした!
「酢豚」と書くんじゃないの?と思われた方も多いはず。
「酢豚」は日本語です。
元々「酢豚」は、中国で熟成が進んでしまった豚肉をおいしく食べるために考案された料理です。
そのために当てられた漢字が「古」「老」というのは納得ですね!
ちなみに本場中国でもパイナップルを入れるそう。
諸説ありますが、清の時代に中国を訪れた欧米人に対して当時高級食材だったパイナップルを使うことで豊かな国だとアピールしたと言われています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「一斤」です!
「一斤」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字だけ見ると、一瞬何のことか分からないかもしれませんが、お店で注文する時の単位です。
二斤、三斤であれば、まとめて「1本」でも注文できると思いますが、それも作っているお店に行ってこそ口から出てくる言葉です。
スーパーやコンビニで売っている物には「斤」という単位は書いていません。
豆腐に「一丁」「二丁」と記されていないのと同じです。
さて、「一斤」と書いてなんと読むでしょうか?
「一斤」読み方のヒントは?
ずばり、食パンの単位の事です。
日本食パン公正取引協議会によると、包装食パン1個の重量が340g以上のものを「一斤」と呼ぶのだそうです。
4枚切り、5枚切りなんてのは全てこの「一斤」を何枚に分けて切るかという事です。
もちろん食パンの大きさはお店によって違う為、丁度340gが2つできるような型に入れて焼けば二斤で一本、もっと大きな型に入れて焼けば食パン1本で3斤取れるという事になります。
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
この言葉を口にしたことがありますか?
「一斤」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いっきん」
です!
パン屋さんに行って食パンを注文する時は、何枚切りか指定することができます。
もちろん、一斤を何枚に分けるかと聞かれるのです。
食パンは、何枚切りが好きですか?
3つ目の漢字は「神議る」です!
「神議る」を何と読みますか?
普段使う言葉ではありませんが…
それぞれの漢字の意味を考えてみましょう!
「神議る」の読み方のヒントは?
1.「神議る」をひらがなにすると5文字になります。
2.日本人にとって、一年で最も大切な行事です。
3.出雲大社がにぎやかになる時期です!
正解は…
正解は「かむはかる」でした!
「かみはかる」と読んでも正解です。
「神議る」とは、八百万の神々が出雲大社に集まり、農業や男女の結びつきについて話し合いをすること。
読んで字のごとく神さまの会議です!
「神議る」が行われるのは旧暦の10月、2024年は11月3日にあたります。
出雲の各神社では10月25日〜11月23日まで、出雲大社では11月3日〜11月19日までの期間に行事が行われますよ。
この期間、出雲では「神有月(かみありづき)」、出雲以外の地域では「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。
天津神はまた別の話!
ここでひとつ注意!
日本の神さまには元々地上にいらした出雲系の大国主命(オオクニノミコト)系統と、天からいらした伊勢系の天照大神(アマテラスオオミカミ)系統があります。
「神議る」は大国主命系統の神さまが集まるので、天照大神系の神さまは出席しません。
4つ目の漢字は「四阿」です!
「四阿」の読み方をご存じでしょうか?
「しあ」と読むこともできますが、それ以外でお答えください。
ちなみに「よんあ」と読むのは間違いですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「四阿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 公園や庭園にある小さな建物
- 屋根と柱はあるけど壁はありません
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「四阿」の読み方!正解は?
正解は「あずまや」です!
「四阿(あずまや)」とは、公園や庭園などにあって風景を楽しんだり休憩したりできる小さな建物のこと。
柱と屋根がありますが、壁はないのが特徴です。
「四阿(あずまや)」という名称から日本独自のもののように感じられますが、西洋の庭園などにも同じような建物があり「ガゼボ」と呼ばれています。
最近では、「ガゼボ」はIKEAやコストコなどでも売っていて、家の庭でガーデニングやバーベキューを楽しむ人が増えているということです。
5つ目の漢字は「傑物」です!
「傑物」
これ、何と読むかわかりますか?
小説などで見かけるこの漢字。
普段は使うことがなくても、読めなきゃ恥ずかしい漢字です!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「傑物」読み方のヒント!
「傑物」は、ちょっと頭をひねれば正解できる漢字です!
「傑」は「傑作」「怪傑」などで使われます。
「傑物」においても、同じ読み・意味ですよ。
「物」はお馴染みの漢字ですよね。
それでは答えは……?
さて、あなたは何と読みましたか?
「傑物」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「けつぶつ」
です!
「傑物」は、
「飛び抜けて優れている人物」という意味の言葉です!
「傑作」といえば「優れた作品のこと」。
同じように「傑物」は「優れた人物のこと」となるので、
意味も読み方も覚えやすいですよね。
類語には「傑人(けつじん)」「英傑(えいけつ)」などがあり、
いずれも優れた才能を持つ人に対する賛辞の言葉として使われます。
スポーツ新聞では「傑物現る!」などと
「素晴らしい選手」という意味合いで使われることもしばしば。
こちらの方が見慣れているかもしれません!笑
いずれにせよ、この言葉が使われるタイミングは、
明るいニュースの場面がほとんどです。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!