今回は「鬣」「隠蔽」「霍加皮」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鬣」
本日の難読漢字クイズは「鬣」です。
「髪」「髭(ひげ)」「髷(まげ)」など、似た漢字は色々ありますが…
漢字が得意な人でも、今回は少し難しいかもしれません!
「鬣」の読み方のヒントは?
1.「鬣」をひらがなにすると4文字になります。
2.『白い房々した鬣を動かして馬は前後に揺れるのだった。』水上滝太郎「山の手の子」より引用
3.「鬣」は、馬、ロバ、ライオン、ハイエナ、イボイノシシなどに生えています。
正解は…
正解は「たてがみ」でした!
「鬣」の音読みは「リョウ」と「ヨウ」、訓読みは「たてがみ」、25画の漢字です。
「鬣(たてがみ)」は哺乳類の首から背中にかけて生えている毛です。体温調節や急所の保護、異性への強さのアピールといった意味を持ちます。
また、馬の場合のみ食用として首周辺の肉を指すこともあります。別名「コウネ」とも呼ばれます。
「鬣(たてがみ)」と坂本龍馬
人間の赤ちゃんも、新生児のうちは背筋に沿って濃いうぶ毛が生えていることが珍しくありませんね。幕末に活躍した坂本龍馬も、生まれたときは背中に「鬣」のような毛が生えていたといわれています。
龍馬の母親は出産前夜「お腹に龍が入ってくる夢」を見ていたため、馬と龍を合わせた「龍馬」と名付けたのだそう!
2問目はこの漢字!「隠蔽」
「隠蔽」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「隠」という漢字が、隠す、隠れるという意味で、
「蔽」が、おおう、 おおい隠す、という意味です。
どちらも隠す事には変わりのない漢字がふたつ繋がって、「隠蔽」と書いてなんと読むでしょうか?
「隠蔽」読み方のヒントは?
「隠蔽」は、故意におおいかくすことで、主に「失敗や悪事などを隠蔽する」と使います。
パッと見ると分からないかもしれませんが、よく使われている言葉です。
もしかすると小さな隠蔽は自分でもやっているかもしれません。
小さな隠蔽から大きな隠蔽まであり、大きな隠蔽は罪に問われることも…!?
「隠」は「隠居」「隠逸」など、隠れ住むという意味もあります。
「隠蔽」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「隠蔽」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いんぺい」
です!
隠蔽体質の人や会社が多いので、小さなことでも事件となれば大きく報道されてしまいます。
完璧主義な人ほど隠蔽体質の人が多いですね。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「霍加皮」
絶滅危惧種というと、めったにお目にかかれない動物だと思いがちですよね。
ところが動物園に行くと見られることも多いんですよ。
何と上野動物園にいる動物の約8割が絶滅危惧種なんですって!
「霍加皮」もそんな絶滅危惧種の1つです。
何て読む動物なのでしょう?
早速見ていきましょう!
「霍加皮」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
「霍加皮」は、馬やロバに似た姿の動物です。
足だけシマウマみたいに白と黒の横じまがあるのが最大の特徴!
「霍」は読めなそうでも、「加皮」は読めそうですよね。
そうです!「霍加皮」の読み方はひらがなで「〇かぴ」の3文字です。
これで分かりましたよね?
「霍加皮」の読み方の答えは・・・
正解は「おかぴ」でした!
「霍加皮(おかぴ)」は偶蹄(ぐうてい)目キリン科オカピ属の哺乳類です。
足の縞模様が美しいことから「森の貴婦人」とも呼ばれている「霍加皮(おかぴ)」ですが、非常に珍しいことから「世界三大珍獣」、昔から姿を変えていないことから「生きた化石」とも呼ばれているんですよ。
日本では、上野動物園とよこはま動物園ズーラシア、横浜市立金沢動物園の3園で見られます。
ぜひ会いに行ってみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!