今回は「名刹」「八咫烏」「頓知」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「名刹」
「名刹」と書いて、なんと読むか分かりますか?
(なさつ)ではありません。
そもそも刹那(せつな)の「刹」です!
しかし(なせつ)でも(めいせつ)ありません。
殺すの漢字に似ているのでちょっと怖そうですが、むしろ尊いイメージです。
さて、「名刹」と書いてなんと読むでしょうか?
「名刹」読み方のヒントは?
「名刹」とは、由緒ある有名な寺の事です。
そして「名刹」の中でもとりわけて長い歴史がある寺の事を「古刹」といいます。
旅行などで「名刹」巡りなどをすると、途端に自分も心がきれいになったような気がします。
人に言う時にも通なふりをして「名刹めぐりをしてきた」なんていう風に使えます。
でも、家の近くにもひとつくらいはあると思いますよ!
「名刹」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
もうひとついうと「めい〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「名刹」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めいさつ」
です!
ちなみに「古刹」は(こさつ)と読みます。
ぜひ、両方一緒に覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「八咫烏」
「八咫烏」を何と読みますか?
小説や漫画でたまに見かけるかも…
3つのヒントを見てみましょう!
「八咫烏」の読み方のヒントは?
1.「八咫烏」をひらがなにすると5文字になります。
2.日本の成り立ちと深いつながりが!
3.『熊野において八咫烏が道案内をいたしまして以来、』国枝史郎「あさひの鎧」より引用
正解は…
正解は「やたがらす」でした!
「八咫烏」は日本神話に登場する鴨健角身命(かもたけつのみのみこと)という人物。
古事記では高皇産霊尊(タカミムスビ)が、日本書紀では天照大御神(アマテラスオオミカミ)神武天皇の道案内をさせるために遣わしたと記されています。
3本足のカラスとしてイメージされることが多いですが、実際は人物だったんですね! 鳥の姿はあくまでもシンボルです。
3本足の由来は諸説あり、熊野本宮大社の天・地・人をあらわす太陽信仰、中国の太陽の霊鳥との同一視など、いずれにしろ太陽と関係があります。
「八咫烏」の「咫」
「咫」の音読みは「シ」、訓読みは「た」「あた」「咫い(ちかい)」。
訓読みの「あた」は長さの単位。
手の平の付け根から中指の先までの長さと、親指と中指を開いた長さはほぼ同じなのをご存じでしょうか?
この長さを「一咫(ひとあた)」といいます。
「一咫」は約17〜18cmなので、覚えておくと便利!
最後はこの漢字!「頓知」
「頓知」と書いて、なんと読むか分かりますか?
頓知の利く人は頭の回転が速く、賢い人だなあというイメージです。
きっと周りにも一人や二人いるんじゃないでしょうか?
耳でも絶対に聞いたことがありますよ!
さて、「頓知」と書いてなんと読むでしょうか?
「頓知」読み方のヒントは?
「頓知」とは、咄嗟の機転という意味があり、その場に応じて即座に出る知恵のことです。
「頓知話」「頓知が利く」「頓知を働かす」なんて聞いたことがありませんか?
頓知の利いたひとことが言えるようになれば、どこへ行ってもうまくやれるでしょう。
でも、これがなかなか咄嗟にうまい言葉が出てこないのです。
アニメ「一休さん」なんて頓知で成り立っています。
「頓知」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
読み方としてはそのまま読みます。
さて、もうわかりましたか?
「頓知」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とんち」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。