漢字読み講座

「仲違い」「幾許」「国璽」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「仲違い」「幾許」「国璽」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「仲違い」

仲違い」と書いて、なんと読むか分かりますか?

仲の違いが出るという意味で使われる「仲違い」。

でも(なかちがい)ではありません。

ちょっと珍しい読み方かもしれません。

さて、「仲違い」と書いてなんと読むでしょうか?

「仲違い」読み方のヒントは?

「仲違い」は元々仲が良かったり、状態が近かったもの同士が仲が悪くなるという意味です。

学生時代あんなに仲が良かった友達と、ふとした意見の食い違いから引くに引けなくなって、仲が良かった分仲が悪くなったりした事がありませんか?

他にも何かのきっかけで、連絡しなくなったりと関係が悪くなることを指しています。

違える」が一致しなくなったという意味なので、一致していたことが前提の言葉です。

「仲違い」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇い」です。

「違う」は(ちがう)という読み方だけではありません。

さて、もうわかりましたか?

仲違い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「なかたがい」

です!

 

違える」は(たがえる)です。

読み方を聞けば納得するのではないでしょうか?

ぜひ、覚えておきましょう。

仲違いとは何か? その定義と特徴について

仲違いとは、友人や家族、同僚などの間で起こる意見や価値観の相違や衝突により、お互いの関係性が悪化することを指します。

一時的なものから長期化し、最悪の場合は疎遠になってしまうこともあります。

特徴としては、相手を攻撃するような言動が目立ち、お互いの立場を理解しあうことができなくなることが挙げられます。

また、時間が経っても解決できない場合もあります。

仲違いの歴史的背景と文化的意味について

仲違いは、歴史的にも人間関係における一つの現象として存在してきました。

一方で、日本文化においては、長い間「和」を重んじ、対立や衝突を避けることが美徳とされてきました。

しかし、現代社会においては、個人主義や多様性が重視されるようになり、仲違いが起こることも多くなってきています。

仲違いによる人間関係の悪化を防ぐためにできること

仲違いを防ぐためには、お互いの立場を理解し、相手の言葉に耳を傾けることが重要です。

また、過去の出来事や言動に対して根に持たず、相手を許すことも大切です。

さらに、自分の感情をしっかりと把握し、冷静に対処することも必要です。

仲違いが招く心理的影響と、それを克服する方法

仲違いは、心理的なストレスや不安を引き起こすことがあります。

たとえば、孤独感や自己評価の低下、うつ病などです。

こうした影響を克服するためには、まずは自分自身を見つめ直すことが必要です。

また、専門家のアドバイスを受けたり、健康的な生活習慣を維持することも重要です。

2問目はこの漢字!「幾許」

「幾許

これ、何と読むかわかりますか?

 

ちょっと特殊な読み方をするこの漢字。

普段は使い慣れない言葉かもしれません。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「幾許」読み方のヒント!

 

「幾許」は、「許」の方が少し特殊な読み方をします。

普通に読むと「ききょ」などと読んでしまいそうになりますが、

こちらは不正解。

 

実際は4文字。

「い〇〇く」と読むのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「幾許」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「いくばく

です!

 

「幾許」は、

「いくらぐらい」「どれほど」「少しばかり」などの意味を持つ言葉です!

 

「余命幾許かしか残されていない」

「幾許の利益が出せた」

など、数字や期間などにかかわる言葉と一緒に使われます。

 

「幾」は「数量が不定であること」を表す言葉。

「幾人もの通行者」などのように数えきれない数に使われます。

 

「許」にも「大体の数」という意味があるため、

「幾許」で「だいたいこれくらい」というような言葉になっています。

 

ちなみに「許」一文字では、「ばく」とは読みません!

「幾」と組み合わせることによって読み方が変わる、特殊な読み方なんです。

 

意味がわかれば、普段の生活でも使いやすい「幾許」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

最後はこの漢字!「国璽」

「国璽

これ、何と読むかわかりますか?

 

見るからに難しい漢字が使われているので、

スマートに読めたらカッコいい、まさに難読漢字です!

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「国璽」読み方のヒント!

 

「国璽」は、普段は滅多に使われることのない、とあるものの名前。

これが保管されているのは、なんと宮内庁!

とても貴重なことが伺えますよね。

 

読み間違えやすいですが「こくぼ」や「こくぎょく」ではありません!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「国璽」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「こくじ

です!

 

「国璽」は、

「国家の表象として用いる印章」という意味の言葉です!

 

簡単に言えば、国の証となるハンコのこと!

 

ただのハンコ?と思われるかもしれませんが、

これが押される書類は重要度の高いもののみ。

かつては外交文書や国書に押されていたそうですが、

現在は「勲書」と呼ばれる、叙勲者に与えられる証書にのみ使われます。

 

なんでも、現在使われているのは明治7年に作られたものだそう。

約9cm四方の大きな金印なのだとか!

 

一般人は印影すら見ることのない「国璽」ですが、

漢字の知識は持っていて損がありません!

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!