今日の難読漢字は
「扨置き」
「掏摸」
「兌換」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「扨置き」!
「扨置き」は、日常の会話やメールなどでも使う言葉なんです。
文章の冒頭に使われることが多いのですが……
ただしこの漢字を使うことはほとんどなく、
大体の場合はひらがなで書かれます。
もちろん「もろおき」「はおき」などではありません!
さて、あなたは何と読みましたか?
「扨置き」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さておき」
です!
「扨置き」は、
「話題を転換するときに使う接続詞」です!
「それはそうとして」「それはともかく」という意味で使われるので、
日常会話などでもよく耳にする言葉ですよね。
特に「それは扨置き、本題ですが〜〜」「冗談は扨置き……」と
話題を軌道修正する時によく使われます。
ただし、前述した通り漢字で書かれることがほとんどありません。
「扨」は漢字検定1級相当の漢字なので、
文章で使う際はひらがなで書くのをオススメします。
それは扨置き、覚えておいて損のない漢字です。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「掏摸」!
「掏摸」は、日常ではカタカナで書かれることの多い言葉。
実はあまり良い言葉ではなく、できれば遭遇したくないものが「掏摸」なんです。
「とうばく」などど読んでしまいそうになりますが、こちらは間違い。
正解は2文字で読みますよ。
さて、あなたは何と読みましたか?
「掏摸」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「すり」
です!
「掏摸」は、
「人混みなどで他人の身につけている持ち物や金品を盗む」という意味の言葉です!
「掏摸や置引きなどに注意が必要だ」
などで使います。
一般的には「スリ」とカタカナで書かれることが多いので、
まさか漢字があるなんて思わなかった方もいるのでは?
実は「掏」の文字も「する(掏る)」と読み、意味も掏摸とほぼ同じ。
「摸」には「さぐる」「てさぐり」などの意味があるので、
「掏摸」は「手でさっとすりとる」というスリの様子が表れていますね。
出会いたくない犯罪「掏摸」ですが、教養として漢字を知っておくのは大事。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「兌換」!
「兌換」は、「換」の字はお馴染みですよね。
今回での読み方も、スタンダードなものです。
問題は「兌」。
ひらがな一文字、濁点がつく文字なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「兌換」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「だかん」
です!
「兌換」は、
「とりかえること」「ひきかえること」という意味の言葉!
主に金銭に関して使われることが多いため「両替」とほぼ同義の言葉です。
日本でも過去に「兌換銀行券」というものがありました。
明治初頭はまだ紙幣の質が悪く、経済が混乱に陥ってしまったため、
それを改善するために導入されていた制度です。
「兌換銀行券」は金や銀と同等の価値を持ち、
銀行に持って行くと、券面に書かれた金額と同等の金や銀と交換してもらえたのだとか。
現在では使用できませんが、そのもの自体に歴史的価値があり、
中には数千万円もの価値がある場合もあるのだとか……!
見る機会はほぼないものの、文字としては現在も残っている「兌換」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!