「狼戻」の読み方をご存じですか?
「狼」という字は動物のオオカミでお馴染みですし「戻」は「戻る」という字をよく見るのでこちらもお馴染みですが、オオカミが戻ってくるという意味ではありません。
いったい何と読むのでしょうか?
「狼戻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ろう○○」の4文字
- 音読みです
- 「狼藉」という言葉と同じような意味を持ちます
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「狼戻」の読み方、正解は・・・
正解は
「ろうれい」
です!
「狼」はオオカミという意味の他に「オオカミのように凶暴なもの」「みだれる」「うろたえる」などの意味があります。
「戻」には「もどる」の他に「道理にそむく」という意味があります。
「狼戻」は「オオカミのように欲が深く道理にそむくこと」や「乱暴なふるまい」のように「狼藉(ろうぜき)」と同じ意味で使われています。
何故か悪いイメージを持つ「狼」
日本では、オオカミは山神の使いとされており、語源は「大神」だったと考えられています。「神」は信仰の対象であると同時に人間の命を奪うものとして恐れられていたとも言われています。
「狼」という漢字に悪い意味があったり、西洋の童話、おとぎ話でも人や家畜を食べる象徴だったりと、世界的にオオカミにいいイメージは無いようです。実際に動物を捕食するとはいえ、ちょっとオオカミが可哀想になってしまいますね。
「狼戻」という言葉を見かけたら、オオカミのことと読み方を思い出してくださいね。