漢字読み講座

【難読漢字】「寧馨児」の読み方は?子どもをあらわす言葉ですが・・・

「寧馨児」の読み方をご存じですか?

「寧」は「丁寧」、「児」は「児童」などで使いますが「馨」はあまり見かけない漢字です。

いったい何と読むのでしょうか?

「寧馨児」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「ね○○○じ」の5文字
  2. 音読みです
  3. 「麒麟児」と同じ意味です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「寧馨児」の読み方、正解は・・・


正解は

「ねいけいじ」

です!

「すぐれた子ども」「神童」という意味になります。

同じように使われる言葉に「麒麟児」があります。

「寧馨」の意味は?

「麒麟」は中国神話に出てくる伝説の動物「瑞獣」と言われる存在なので、「寧馨」もさぞかし特別な意味があるのではないかと思いますよね。

ここで漢字の持つ意味を改めて見てみましょう。

「馨」・・・かおる。転じて、よい評判や感化。
「寧」・・・(1)やすらか(2)ねんごろ(3)むしろ。どちらかといえば。(4)なんぞ。いずくんぞ。反語の助字。

漢字だけ見ても「どちらかというと良い評判」くらいの意味にしかなりませんね。

実は「寧馨」は元々古代中国の晋、宋の時代に「あのような」「このような」という意味で使われた俗語とのことです。人々の噂にのぼる「あのような子ども」と考えると、特別に秀でていたという解釈ができそうです。

現代であまり使われる言葉ではありませんが、優秀な子どもを褒める言葉として「寧馨児」の読み方と意味を頭の片隅に置いてもらえれば幸いです。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。