今回の難読漢字は「川柳」「鞭撻」「吾亦紅」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「川柳」
「川柳」と書いて、なんと読むか分かりますか?
もちろん(かわやなぎ)とは読みません。
「川柳」はよく見る漢字であるものの、なんと読むかと聞かれたらちょっと困る人も居るかも。
さて、「川柳」と書いて、なんと読むでしょうか?
「川柳」読み方のヒントは?
川柳とは、江戸時代に始まった言葉遊びのひとつです。
五・七・五のリズムに乗せて、人生や世の中を皮肉ったり。
短い言葉で、いかに世の中の神髄を表せているかが勝負のような所があります。
俳句も五・七・五ですが、川柳は自由度が高く、子どもも大人も気軽に作ることができます。
人の川柳を読んで笑ったり、自分でも色々と考えることができるので脳トレとしても人気ですね。
自信のある川柳ができたら、人に聞かせたり、コンクールに応募したりしても楽しめます。
「川柳」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「川柳」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「せんりゅう」
です!
検索してみると、歴代のおもしろい川柳が沢山出てきます。
ぜひ、自分でも作ってみてくださいね!
2問目はこの漢字!「鞭撻」
「鞭撻」の読み方をご存じでしょうか?
「鞭」は「むち」と読みますが、そのまま「むちたつ」と読むのはもちろん間違いです。
「鞭撻」は、ビジネスシーンなどでよく耳にする言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鞭撻」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 厳しく励ますことです
- 「ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鞭撻」の読み方!正解は!?
正解は「べんたつ」です!
「鞭」は「むち」のことで、「撻」は「むちで打つ」という意味。
ふたつの似た意味の漢字が重なった「鞭撻」は以下の意味を持ちます。
- 鞭で打ってこらしめること
- 努力するよう厳しく励ますこと
一般には、2番目の「厳しく励ます」という意味で使われることがほとんどでしょう。
下は「鞭撻」を使った例文です。
- 今後とも一層のご指導ご鞭撻の賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 日ごろよりご指導ご鞭撻をいただき、深くお礼申し上げます。
最後はこの漢字!「吾亦紅」
「吾亦紅」は、バラ科の花の名前です。
「紅」とつく通り、赤い花を咲かせる植物なんですよ。
『徒然草』や『源氏物語』にも詠まれている、古くからある美しい花、「吾亦紅」。
ぜひ読み方を知っておきたいものですね。
「吾亦紅」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
「吾亦紅」の漢字を1文字ずつ見ていくと、「吾」は「われ」、「紅」は「べに・こう・くれない」。
そして「亦」は「~もまた~」という意味があります。
つまり「吾亦紅」は、「吾もまた紅」という意味になりますね。
高浜虚子の句に「吾(われ)も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに」というものがあります。
読み方はひらがなで「われ〇〇〇」の5文字ですよ。
分かりましたか?
「吾亦紅」の読み方の答えは・・・
正解は、「われもこう」でした!
吾亦紅(われもこう)はバラ科の植物ですが、華やかな花というよりは赤い穂のような花をつける素朴な花です。
吾亦紅(われもこう)の名前の由来には実に多くの説がありますが、その1つを紹介します。
「神様が赤い花を集めていた時、この花が自ら「吾もまた紅なり」と申し出た」という説です。
その他の説もぜひ調べてみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!