漢字読み講座

今日の難読漢字は「縷々」「灝々」「朏」の3文字です!日常では見慣れないほどの難読漢字にさっそくチャレンジ!

今日の難読漢字は、

「縷々」

「灝々」

「朏」

の3文字です!

日常では見慣れないほどの難読漢字にさっそくチャレンジ!

難読漢字第1問「縷々」

今回の難読漢字は、「縷々」です!

見たことのない漢字かもしれませんが、実は日常的に使う言葉に用いられている漢字なんですよ。

何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「縷々」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「縷々」の漢字が使われている、日常的に使う言葉をヒントにしたいと思います。

「ごくわずかな・細い」という意味の「一縷」です!

「一縷の望み」というと、「ごくわずかな望み」という意味で使われます。

「一縷」が読めたら、「縷々」も読めるはずです。

もう分かりましたよね?

「縷々」の読み方の答えは・・・

正解は、「るる」でした!

「縷(る)」とは、糸のように細く長く続くという意味がある漢字です。

そして「縷々(るる)」には、次のような意味があります。

  • 細長く、途切れず続くさま
  • こまごまと詳しく述べるさま

「目から縷々として涙がこぼれた」と言えば、大粒の涙がぽろぽろこぼれるのではなく、細い涙が糸のように流れ続けるイメージでしょう。

「縷々(るる)」という響きが美しく、繊細な糸のイメージがあることから、「縷々(るる)」は飲食店などのお店の名前としても人気なんですよ。

難読漢字第2問「灝々」

「灝々」という漢字をすんなり読める人は、まずいないのではないでしょうか?

見慣れない漢字なので、無理もないでしょう。

ということは逆に考えれば、読めたらすごい!ということです。

読み方を覚えて漢字マスターを目指しましょう!

それではさっそく、いきますよ!

「灝々」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「灝々」の漢字を見ればわかる通り、「さんずい」が付いているので、ずばり「水」に関係する言葉です。

そして大ヒントです!

「灝々」は、「水が澄み切って輝いている様子」を表す漢字です。

さらにさらに大・大ヒントです!

読み方はひらがなで「〇う〇う」の4文字ですよ。

考えてみてくださいね。

「灝々」の読み方の答えは・・・

正解は、「こうこう」でした!

「灝」という漢字には、次のような意味があります。

  • 広い
  • 果てしない
  • 広大なさま。

そして「灝々(こうこう)」は、そんな広大な水がキラキラと輝くようなイメージなんですね。

そして驚くことに、「灝」は訓読みすると「まめじる」と読むんですって!

「まめじる」とはその名の通り、豆を煮た汁の事

驚きの読み方を持つ漢字があるものなんですね。

難読漢字第3問「朏」

「朏」は何と読む漢字でしょうか?

見たことない漢字だと思われる方も多いかもしれませんが・・・無理もありません!

「朏」は、漢字検定1級で出題される漢字なんです。

「月」と「出」を合わせてあるのがポイントかもしれません。

何と読むのか?

さっそく見ていきましょう!

「朏」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「朏」は、「月」と「出」を合わせた漢字ですよね。

これがずばり、大ヒントです。

新月から初めて月が出る時、どんな形の月か知っていますか?

その月の形が答えですよ。

もう、分かりましたよね?

「朏」の読み方の答えは・・・

正解は、「みかづき」でした!

現在では「三日月」と書くことが多いですが、「朏」も同じ意味で使われる漢字です。

音読みすると、「ひ」です。

月の黒い影を「朏魄(ひはく)」黎明のことを「朏晨(ひしん)」ほのぼのとした夜明けのことを「朏明(ひめい)」と呼ぶんですよ。

ちなみに、日本全国に約300名しかいない珍しい苗字として「朏(みかづき)」さんがいます。

「朏(みかづき)」さん、会った事がありますか?

そんな「朏(みかづき)」さんが多くいる県は、愛知県なんですって!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。