今回のお題は「耐乏」「喟」「狗尾草」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「耐乏」
「耐乏」と書いて、なんと読むか分かりますか?
耐えると欠乏の「乏」という漢字なので、イメージは合っていると思います。
「耐」という漢字は、「耐震」「忍耐」など、とにかく耐える事という意味になっています。
「乏」という漢字は、「貧乏」「窮乏」といった乏しいという意味です。
さて、「耐乏」と書いてなんと読むでしょうか?
「耐乏」読み方のヒントは?
「耐乏」とは、物資が不足している中で耐え忍ぶことです。
戦争中などだと圧倒的に物資が不足している中で、じっと我慢するしかありませんから当然「耐乏生活」を送っています。
不自由な中で我慢しながら不安な毎日を送る生活は、本当に辛い時間でしょう。
子どもの頃は欲しいものがいっぱいだったので、我慢ばかりの、ある意味で耐乏生活だったかもしれませんが、大人になると対して欲しいものが無くなってしまう不思議。
耐乏生活とは、欲しいものが手に入らないのではなく、必要な物が手に入らないような状態の事を指しています。
「耐乏」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
実はそのまま読みます。
さて、もうわかりましたか?
「耐乏」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たいぼう」
です!
反対の言葉でいえば「潤沢」(じゅんたく)ですかね。
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「喟」
ストレスでキリキリ傷んだり食べ過ぎでもたれたり・・・
「胃(い)」は体の臓器の中でも、日常的に存在を感じやすい臓器の1つではないでしょうか?
そんな胃に「口へん」がついた「喟」も、体の臓器の1つのような印象を受けます。
何と読むのか?
臓器の1つなのか?
考えていきましょう!
「喟」の読み方のヒントは・・・?
それでは、ヒントです!
1つ目のヒントは、体の臓器かどうかということです。
「喟」はずばり、体の臓器ではありません!
2つ目のヒントは、「喟く」の読み方です。
「喟く」と書いて、「なげく」と読みます!
「喟く(なげく)」ような気持ちの時に口から出る息のことを何といいますか・・・?
「喟」の読み方の答えは・・・
正解は、「ためいき」でした!
「喟」の漢字の意味は、「はぁ」と口から出る息の事。
溜め息の声を表す擬声語です。
形成文字であり、「胃」という漢字に意味はないんだそうですよ。
何とこの漢字、漢字検定1級レベルの文字なんです!
「慷喟(こうき)」と書いて、嘆き溜め息が出ること。
「喟喟(きき)」と書いて溜め息がでることを表します。
「口」と「胃」で「ためいき」。
覚えてしまえば簡単ですよね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「狗尾草」
「狗尾草」って何て読むか分かりますか?
(いぬおぐさ)ではありません!
漢字から「犬のしっぽのような草」がイメージできるのではないでしょうか。
「狗尾草」は一体何と読むのでしょうか?
「狗尾草」の読み方のヒントは?
道端や畑地、空き地などで見ることができます。
先っぽがふわふわしてます。
ねこの遊び道具としても有名です。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「狗尾草」の読み方、正解は……
正解は……
「えのころぐさ」
です!
「えのころぐさ」は「ねこじゃらし」の別名です。
見た目が犬のしっぽに似ていることから「いぬころぐさ」→「えのころぐさ」と呼ばれるようになりました。
実は、えのころぐさには2種類あります。
穂がまっすぐで垂れないもの→エノコログサ
穂が垂れているもの→アキノエノコロ
穂が垂れているアキノエノコロのほうが比較的見つけやすいようです。
エノコログサは英語で「green foxtail」と書きます。
直訳すると、「緑色のきつねのしっぽ」です。
しっぽに似ているという着眼点は同じですね!
言われてみると、きつねのしっぽのほうが似ているような気がしますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。