今日の難読漢字は
「節会」
「八衢」
「智慧」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「節会」!
「節会」は、どちらの漢字も少し珍しい読み方をします。
そのため「ふしかい」という読み方では不正解です。
「節会」の「節」は「お節料理」などと同じ読み方をします。
さて「会」は何と読むのでしょうか……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「節会」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「せちえ」
です!
「節会」は、
「重要な公事のある日に諸臣を集め、天皇が出御して行なった宴会」という意味の言葉です!
簡単に言えば、重要な日やお祝いに天皇が家臣に対して開く食事会のようなもの。
年に5回、定例で行われた五節会が主だったようです。
この5回はそれぞれ
- 元日
- 白馬 (あおうま)
- 踏歌 (とうか)
- 端午 (たんご)
- 豊明 (とよのあかり)
となっており、元日や端午の節句は今でも親しまれていますよね。
この節会で供された食事は「御節供(おせちく)」と呼ばれ、
現在の「お節料理」の言葉の由来にもなっていますよ!
現在直接使う機会は少ないですが、今でも多くの言葉や文化に影響を与えている「節会」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「八衢」!
「八衢」は、かなりの難読漢字が使われていますよね。
実はこれ、意味がわかったほうが読み方がわかりやすいかもしれません。
「八衢」の意味は、
「道が八つに分かれているところ」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「八衢」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「やちまた」
です!
「八衢」は、
先ほども書いたように「道が八つに分岐しているところ」という意味の言葉です!
2つに分かれた道のことを「二股道」といいますよね。
それと同様に「八衢」は八つに分かれている道のことを指すんです。
ただ道が整備されている現代では、使われることのない言葉のように思いますよね。
実は「八衢」には、本来の意味から転じてできた意味があります。
それが「分かれ道が多くて迷いやすい」ことや
「あれこれいろいろ考えて心が乱れてしまう」ことのたとえ。
確かに道が8本にも分かれていると、迷ってしまいますよね。
ちなみに「衢」だけだと「ちまた」とも読みます。
一般的には「巷」や「岐」と書くことが多いですよ。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「智慧」!
「智慧」は、「慧」の文字が難しいですよね。
「ちすい」「ともせい」などと読んでしまうかも。
実際はどちらも不正解です。
実はこの漢字、誰でも見聞きしたことのあるとある言葉と同じ読み方をするんです。
「勉強しすぎて〇〇熱が出ちゃったよ〜」なんて時に使う言葉なんですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「智慧」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちえ」
です!
「智慧」は、
「物事をありのままに把握し、真理を見極めるちから」という意味の仏教用語です!
とても簡単に言えば「体験や経験から得られる気づき」のこと。
厳密に言えば「知恵」とは違う言葉であり、
「知恵」は「物事の判断ができ、それを処理していく働き」を指します。
ちなみに「智慧」をサンスクリット語で書くと「prajñā」となるそうですが、
これには「般若」という意味もあるのだとか……!
日本では怖いお面のイメージが強いので、かなり意外に感じますよね!
普段使う機会は少ないですが、知っていて損はない「智慧」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!