今日の難読漢字は
「模糊」
「鉄亜鈴」
「水垢離」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「模糊」!
「模糊」は、初めて見た組み合わせかもしれません。
ただ、読み方はとっても簡単ですよ。
ちなみに「ものり」ではありません!
ヒントはこの漢字が使われている四文字熟語!
「曖昧模糊」というものなのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「模糊」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「もこ」
です!
「模糊」は、
「はっきりしない様子」という意味の言葉です!
森鴎外の名作『舞姫』のなかでも、
「余は模糊たる功名の念と〜〜」という一節が出てきます。
要は「私は“成功したい”という気持ちがぼんやりあった」というような意味ですね。
ヒントでも出した「曖昧模糊」は、
「はっきりせず、ぼんやりしている」「あやふやなさま」という意味。
「曖昧」も「ぼんやりしている」という意味なので、
同義語を重ねて意味を強調している言葉です。
ただし「曖昧」や「曖昧模糊」の方が意味が通じやすいので、
会話のなかで使うのはイマイチかも。
その分、知識として知っておくとかっこいい言葉とも言えます!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「鉄亜鈴」!
「鉄亜鈴」は、正解を知ると
「この言葉に漢字があったの!?」と驚く言葉かも。
というのも、一部はカタカナで書かれることが多いんです。
ヒントは、ジムなどで見かけるとあるアイテム!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鉄亜鈴」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「てつあれい」
です!
「鉄亜鈴」は、
「腕の筋力をきたえるために用いる体操用具」という意味の言葉です!
「ダンベル」と呼ぶこともありますよね。
「亜鈴」はカタカナで書くことが多く、外国語由来だと思っていた方も多いのでは?
実は亜鈴は訳語。
「ダンベル」が「音が出ない鈴」という意味なので、
それに準じた言葉として作られたのが「亜鈴」なのだとか。
ちなみに、ダンベルは棒の先に円柱状やブロック状の重しをつけたもの全体を指します。
ただし「亜鈴」というと、ちょっとニュアンスが変化。
ダンベルのなかでも、棒の先の重しが丸いものを「亜鈴」ということがほとんどです。
実は漢字があった「鉄亜鈴」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「水垢離」!
「水垢離」は、かなり特殊な場面で使われる言葉です。
とある行為を指す言葉なのですが、
・神社や寺で行われる儀式の前
・何か叶えたい願いがある場合
などの、変わった場面で行う行為なんです。
冬などはこの行為を行う様子が、ニュースになったりするのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「水垢離」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みずごり」
です!
「水垢離」は、
「神仏に祈願する時に、冷水を浴びる行為のこと」という意味の言葉です!
よく冬の特別祈祷などの前に、木桶の冷たい水を頭からかぶる……
なんて映像を見かけませんか?
寒さに耐えながら冷水を浴びる姿は、かなりのインパクトですよね。
冷水を浴びることで汚れを除き、心身を清浄にしてお祈りに入るのだとか。
祈祷などの他にも、純粋に精神統一の修行の一環として行うこともあるようです。
体験者は少ないものの、きっと見聞きしたことがあるはずの「水垢離」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!