「煙霞」の読み方をご存じですか?
「煙」は訓読みで「けむり」、「霞」は訓読みで「かすみ」ですが「けむりがすみ」ではありません。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「煙霞」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○か」の3文字
- 音読みです
- 小説のタイトルにもなっています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「煙霞」の読み方、正解は・・・
正解は
「えんか」
です!
「煙」は「けむり」の他に「かすみ」「もや」という意味があり、「霞」は「かすみ」の他に「朝焼けや夕焼けの美しい色彩」という意味があります。
「煙霞」は「煙のように立ち込めた霞、もや」のこと、またそれが転じて「もやがかかってかすんだ(美しい)風景」のことをさします。
「泉石煙霞」
「煙霞」を使った四字熟語に「泉石煙霞(せんせきえんか)」があります。
「泉石」は泉水と石、転じて自然や自然の景色のことをあらわしています。「煙霞」を合わせて「自然の中で生活したいという強い気持ち」という意味になります。
町に住む人間が自然の中で生活したいと思うあまりに病気のようになることを「泉石煙霞の病」ということもあります。
現代でも自然に囲まれた生活に憧れる人は多いですが、自然に触れて楽しいと感じた時は「煙霞」という言葉と読み方を是非思い出してくださいね。