漢字読み講座

「颯と」「吹鳴」「疎い」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「颯と」「吹鳴」「疎い」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「颯と」

「颯と」の読み方をご存じでしょうか?

「風」という字が使われていますが、「ふうと」や「かぜと」ではありません。

普段の生活でよく耳にするあの言葉です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「颯と」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇と」の3文字
  2. 真ん中は小さな「っ」です
  3. 動作が素早いことをいいます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「颯と」の読み方!正解は!?

正解は「さっと」です!

「颯と(さっと)」とは、動作が素早くキビキビとしたさまを表す言葉。

また、天候を表現する際にも使われることが多いでしょう。

ちなみに、爽やかで勇ましいようすをあらわす「さっそう」は「颯爽」と書きますよ。

下は「颯と」を用いた例文です。

  • 早く遊びたかったので、颯と宿題を片付けた。
  • 颯とひと風呂浴びてからから夕飯にしよう。
  • 颯と通り雨が降った

日頃の会話でしょっちゅう耳にする言葉ですが、漢字で書くとなかなか読みにくいものがたくさんありますね。

2問目はこの漢字!「吹鳴」

「吹鳴」の読み方をご存じでしょうか?

ぱっと見た印象で「ふいめい」や「ふうめい」と読むのは間違いです。

音を鳴らすことに関係のある言葉のようですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「吹鳴」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 「警音器吹鳴義務違反」は交通違反のひとつです
  3. 火災発生を知らせるサイレンは「サイレン吹鳴」

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「吹鳴」の読み方!正解は!?

正解は「すいめい」です!

「吹鳴(すいめい)」とは読んで字のごとく「吹き鳴らすこと」をいいます。

また、サイレンや汽笛、ブザーなどが高く鳴り響くのを「吹鳴」ということも。

ヒントに示した「警音器吹鳴義務違反」とは「車や自転車などを走行する際にクラクションやベルを鳴らしながら走行してはいけない」という交通違反です。

「吹聴」は「ふいちょう」と読むため「ふいめい」と読みそうになりますが、正しくは「吹鳴(すいめい)」なので注意しましょう。

最後はこの漢字!「疎い」

「疎い」の読み方をご存じでしょうか?

「過疎(かそ)」や「空疎(くうそ)」では「そ」と読まれますが、「そい」と読むのは間違いです。

日常会話でよく耳にする言葉ですが、漢字で書かれると読めない方も多い、難読漢字のひとつになります。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「疎い」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇い」の3文字
  2. よく知らない、詳しくないといった意味
  3. 「パソコンには疎いのでよくわかりません」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「疎い」の読み方!正解は!?

正解は「うとい」です!

「疎い」とはヒントで示したように、「その事についてよく知らない、詳しくない」という意味。

また、「その相手と親しくない間柄、疎遠である」といった意味もありますが、ほとんどは「よく知らない、詳しくない」といった意味で使われる場合が多いでしょう。

「疎い」の類義語としては、疎遠、よそよそしい、他人行儀、水臭いなどがありますが、意味は少しずつ異なるので注意が必要です。

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!